2020年07月14日

ベリーの夏

向こう一週間ほど、夏らしい晴天が続きそうだ。
北の夏は本来、熱よりも光のエレメントが強い。
そして今年もベリー類は豊作で、ブラックカラントが1kgほど採れた。

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ラズベリーも熟して食べ頃になっているが、グースベリーはまだ少し未熟だ。
少しのベリー類と野草ときれいな湧き水で生きていけたらいいだろうな、と思う。

人間はほんとうに、そんなに“食べる”必要があるのだろうか。
以前ある人にそう言ったら、「何が楽しみで生きているのか?」と言われた....

ここ数年、つきあいで必要な場合以外、昼食というものを食べなくなった。お茶を一杯飲めば十分だ。(痩せないのはなぜだ...)

不食の人たちが言うには、不食に向いているかどうかは、満腹感よりも軽い空腹感のほうを快と感じるかどうかでわかるという。それなら、私はたぶん向いている。

寒冷地体質の私は、南方系のフルーツが体に合わない。
パパイヤ、マンゴーなどの本格的なトロピカルフルーツだけでなく、普通にあるバナナやキウイ、柿さえも、味覚としてはまあおいしいのだけれど、どうも体が喜んでいない。

北方に自生するベリー類は、涼しく透きとおったオーラをまとっている。
夏の光に舞うベリーの精たちの存在が感じられる気がする。
  
posted by Sachiko at 22:23 | Comment(0) | 暮らし
2020年07月12日

夏の森

森はどの季節も美しいけれど、緑の濃い夏の森は、ことのほか森らしく見える。

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木々が放つ香りと、湿った土の香り、水の音、鳥たちの声....
遠くまで行かなくても、都心からほど近い別世界。

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オオウバユリがつぼみをつけていた。
そういえばオオウバユリの花はめったに見たことがない。
いつも、気がつけば莢がはじけて枯れた後なのだ。

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オオウバユリはアイヌ語でトゥレプと言い、根から取ったデンプンはお腹の薬として用いられたそうだ。
都市に囲まれた小さな森ではなく、どこもかしこも森だった頃のこと....
  
posted by Sachiko at 22:14 | Comment(2) | 自然
2020年07月10日

一枚の葉

あちこちに蒔いたナスタチウムの種は、今年はかなりの率で発芽した。
その中に、双葉にならず1枚だけの葉っぱで芽を出したものがあった。

ダイコンやカブの種でもたまにそういうことがあるが、すぐに間引いてしまうので、そのまま育つとどうなるのかを観察したことはなかった。

ナスタチウムの姿は.....

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双葉になりそこなった最初の葉がひたすら大きくなっていくだけで、次の葉っぱは出ない....

他の株はもうこんなに繁っているのに....

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なんだか衝撃的だ。

『・・植物は子葉の両翼の直接下から若い芽を出し、これらの最初の結節から完全な枝を発達させる』(ゲーテ形態学論集・植物篇より)

双葉は、対になった両翼でなければ結節を作ることができない。最初に現れる双葉というもののはたらきをあらためて思った

それにしてもこのナスタチウムはどうなってしまうのだろう...
  
posted by Sachiko at 22:18 | Comment(2) | 自然
2020年07月08日

メドウスイート

メドウスイート(meadowsweet)、和名はセイヨウナツユキソウ。

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メドウスイートはその名の通り甘い香りがして、飲み物の香りづけに使われる。
白い泡のように見える花は、やはり飲み物に使われるエルダーの花にも似ている。

ハーブとしての薬効は、抗炎症作用や鎮痛作用があり、イギリスではかつてヘッジロー(生垣)のハーブとして定番だったという。

昔の人々にとって、夏に草地で出会う輝くような白い花と甘い香りは嬉しかったことだろう。

我が家のものは草丈1.6メートルほどになり、大小さまざまな蜂がやって来ている。
蜂たちもこの花が大好きだ。
  
posted by Sachiko at 20:54 | Comment(0) | ハーブ