2020年01月07日

オラフ・アステソンの夢の歌・3

昨日のエピファニーで、長いクリスマスシーズンが終わった。

私がオラフ・アステソンの夢の歌について知ったのは、昔ある冊子にその一部が紹介されていたのを読んだのがきっかけだった。
その本はもう手元にないので正確に覚えてはいないが、印象に残っているのはこの部分だった。

 そこで私は邪悪な男を見た
 最初に見たのは---
 小さな男の子が彼の腕に抱かれていた
  彼は膝で歩いていた
 痛みの法廷で
 審判が下されなければならない

男は自分が殺した子どもをそこで一定期間抱いていなければならない。この領域で人間は自分がしたことの結果を引きうけるが、懲罰というより調整的なかたちで、という説明がされていた。

オラフ・アステソンは13日の眠りの中で、エーテル界を通り、エレメンタル界を通り、アストラル界で、この世の罪のすべての結果を体験する。それは、地上に降りて以降の人類がたどった道だ。

歌には、北欧の古い秘儀参入の道のすべての要素が含まれているが、後の時代にはそこにクリスマスの要素が混ざるようになったと言われる。

現存している歌は、もっと大きな全体の一部分だという。
そもそもこの歌は、人類の未来において全貌が明らかにされるようなものらしい。

どうやら手に負えないものに首を突っ込んでしまった気がする。
エピファニーも過ぎたことだし、もし次のクリスマスシーズンまでこのブログが続いていれば、もう少し続きを紹介できるかもしれない....

今回の参考文献↓

olaf.jpg
  
posted by Sachiko at 22:07 | Comment(0) | クリスマス
2019年12月28日

オラフ・アステソンの夢の歌・2

クリスマスとエピファニーの間は、特別な夢を見たり、夢をよりよく思い出すことができる期間として昔から知られていた。

私はふだんはあまり夢を憶えていないし、印象的な夢を見ることもさほど多くないのだが....
以前、大晦日にとても不思議な夢を見たことがある。

八角形のテーブルがあり、それぞれの角に取っ手がついていた。
どこかの宗派の修道女が身に着けているような、大きな耳のようなものがついた被り物をかぶった8人の女性たちが、その取っ手を持ってテーブルをぐるぐると回していた。

テーブルには、見たこともない文字や記号、図形が描かれ、不思議な歌が流れていた。
忘れられた太古の文明のような、それともこの地球上のものではないような、奇妙な感じがした。

その後何か特別なことが起こったわけでもなく、あれは何だったのかわからない。


朝目覚めたときに夢を憶えていない場合でも、12夜の最後の日までに、少なくとも1つの特別な夢があると言われている。
やはり心して過ごさなければ....

とても長い歌の続きをもう少し。

 13日目まで目覚めることはなかった
 夜明けの太陽が現れるまで
 それから彼は馬に鞍をつけ
 朝の教会へと走らせた
 そうだ それはオラフ・アステソン
 長い眠りについていた者

 司祭は祭壇の前に立ち
 聖なる福音を説いていた
 オラフは戸口の外に座るあいだ
 彼の見た驚くべき夢を語った
 そうだ それはオラフ・アステソン
 長い眠りについていた者

 年老いた者も若い者も
 過ごした時を語る彼の
 真実の話を聞く
 夢に満ちた眠りと目覚めのことを
 そうだ それはオラフ・アステソン
 長い眠りについていた者
  
posted by Sachiko at 22:40 | Comment(0) | クリスマス
2019年12月26日

オラフ・アステソンの夢の歌

去年も書いたが、12聖夜は、翌年の12か月と対応している。
25日は翌年の1月、26日は2月...というふうに。
12聖夜の過ごし方は次の1年の予見になり、この期間に見る夢には注意をはらう必要がある。


古ノルウェー語で書かれた古い伝承による「オラフ・アステソンの夢の歌」は、19世紀半ばにノルウェー南部テレマルク地方の谷で、地元の語り部から聞いて書き留められたものだという。

オラフ・アステソンという若者が、クリスマスイブから13日間眠り続け、その間に見た夢の驚くべき内容が記されている。
彼は13日の眠りの中で死後の領域におもむき、死後の人間が受けなければならない苦悩のプロセスを見た。
長い詩なので、今日は少しだけ紹介する。

 ここへ来て耳を傾けよ 私の歌を聞け
 驚嘆すべき若者の歌を
 私はオラフ・アステソンを歌う
 幾多の日々を眠り続けた者 その真実の歌を
 そうだ それはオラフ・アステソン
 長い眠りについていた者

 クリスマスイブに彼は身を横たえ
 何も知らず長いあいだ眠った
 人々が教会に向かう13日目まで
 彼は目覚めなかった
 そうだ それはオラフ・アステソン
 長い眠りについていた者

 彼が横たわったのは聖なる夜
 見るもの聞くものが驚きだった
 そして13日目まで目覚めなかった
 眠たげな鳥どもがざわめき立つ時まで
 そうだ それはオラフ・アステソン
 長い眠りについていた者
 ・
 ・

シュタイナーは、ノルウェーのような辺境の地では、古い霊視能力が他の地域よりも後の時代まで残っていたと言っている。
オラフ・アステソンは人間存在の秘密の深淵を体験し、霊的に強められて、自分の責任を引きうける用意ができたと感じた。

このことはすべての人間に当てはまり、現代の人々にとっても、クリスマスとエピファニーの間の聖夜を特別な仕方で過ごすことで、新しい年をより意識的に迎えることができるという。

例えばテーマを決めてこの時期を過ごすことは、翌年1年間のテーマの雛型となる。
巷の喧噪から少し離れて、自分のテーマが次の1年間にどう展開していくのかを体験するために、12夜ノートを作ってみることも興味深い。

今日は新月で、部分日食もあった。今年の12夜にはやはり何か特別感がある。大切な時期でありながら、毎年結局お正月モードに飲み込まれてしまうので、自戒をこめて.....
  
posted by Sachiko at 22:27 | Comment(0) | クリスマス
2019年12月24日

12聖夜の過ごし方

クリスマスからエピファニーまでの12聖夜、これは13聖夜という呼び方もあり、正確にいつからいつまでなのか...と思っていたが、ある文献にこのような記述を見つけた。

クリスマス・イブが1で、25日のクリスマスの夜から1月6日のエピファニーの朝までが12夜。
1+12で、13...。そういうことだったのか。


少し不思議なこんな話がある。
古い時代、ヨーロッパ北部の国々では、この期間を「年の間」と呼ぶことがあった。
1か月は、新月から新月までの29日半と見なされていた。

29日半が12回で、354日。約365日の太陽年が終わるまでに12夜ある。
暦には一種の間隙があり、この間には元々日付がなかったという。
つまりクリスマスの後の12夜は、時間ではなく空間だったのだ。
古いルーン暦では、この期間は「年の間」とされていた。


時間が空間に変わる特別な期間....
マヤ暦にも「時間をはずした日」というものがあるが、古い叡智はそのような空間に、現代人には計り知れないどのようなものを見ていたのだろう。

2019〜2020年の12聖夜は特に重要だと感じるので、今年は、日本の年末年始は何かと慌ただしくて...などという言い訳はせずに心して過ごしたいと思う。


 きょうダビデの町で、あなたがたのために、
 救い主がお生まれになりました。
 この方こそ主キリストです。

 あなたがたは、布にくるまって飼葉おけに寝ておられる
 みどりごを見つけます。
 これが、あなたがたのためのしるしです。

 すると、たちまち、その御使いといっしょに、
 多くの天の軍勢が現われて、神を賛美して言った。

 「いと高き所に、栄光が、神にあるように。
 地の上に、平和が、
 御心にかなう人々にあるように。」

                 ルカ福音書 2.11-14
Merry Christmas♪♪♪
 
  
posted by Sachiko at 14:17 | Comment(2) | クリスマス
2019年12月01日

アドベントは廻る

今日からアドベント♪
アドベントカレンダーの窓をひとつ開ける(※右下)。

calender2019.jpg

グレゴリオ暦で統一される以前のはるか昔、それぞれの文化において新年の始まりは違っていた。
日本でも旧暦というものがあったし、マヤ暦では夏に新年が始まり、ケルト暦では11月1日から始まった。前夜のハロウィンはいわば大晦日だったのだ。

アドベントから新年が始まるという説もある。
日本では何かと気ぜわしくなるこの季節、地球には特別なことが起こっている。

夏のあいだ外で活動していた自然霊たちは地球内部に還る。
「冬の間、地球はもっとも深い意味において地球そのものであり、地球を地球たらしめているものを開示します」(「四季の宇宙的イマジネーション」R・シュタイナー)

木々は葉を落とし、草は枯れ、その上を雪が覆う。
地球そのものが立ち現れる冬という季節と、聖夜に向かうアドベントの特別な気分を、巷の喧噪の中に忘れ去ってしまわずにいるには多少の意志の力が必要だ....

それでも、人間にとってこの季節に耳を澄ます価値は大きいのだと思う。
アドベントの気分を助けるように、今週は一気に真冬の寒さになりそうだ。
  
posted by Sachiko at 22:17 | Comment(0) | クリスマス