カーディが突きとめたゴブリンの策略は二つあり、ひとつ(お姫さまの誘拐)が失敗したときには、もうひとつが実行されることになっていた。
それは、坑道を水攻めにして鉱夫たちをおぼれさせ、鉱山そのものもだめにしてしまうというものだった。
カーディがそれを伝えたので、鉱夫たちは先に堤防を築いておいた。知らずに水を入れたゴブリンたちは、自分たちを溺れさせることになった。水はあたりにあふれ、館も水浸しになってしまった。
まだお姫さまの行方を知らない館の人たちと王様が悲嘆にくれているところに、水を避けるためカーディの腕に抱えられたお姫さまが現れた。
王さまはカーディを近衛兵として召し抱えたいと望むが、カーディは王さまの役に立つより、父と母の役に立ちたいと辞退する。その返事もまた王さまを喜ばせた。
ひとつ、まだ果たされていない約束があった。
最初にお姫さまと乳母のルーティが山で迷子になりカーディに助けられたとき、お姫さまは館に着いたらお礼のキスをしてあげると約束したのだが、ルーティがそれを許さなかったのだ。
王さまの許しを得て、約束は果たされた....
ジョージ・マクドナルドは、一時牧師職についていたが、独特の神秘主義的思想が受け入れられず、職を辞すことになったという。
「お姫さまとゴブリンの物語」にも、他の作品にも、いわゆるキリスト教臭さはあまり感じられない。
他の作品(たとえば「北風のうしろの国」)でも、この世を超えた世界の描写は、キリスト教の天国とも違う、民族や文化を超えたより普遍的な本質を感じる。
塔の上のおばあさまが言った、いつかすべての人が月のランプが見えるように生まれついてほしい、という願いは、マクドナルド自身の願いでもあったのではないかと思う。
この物語を最初に読んで不思議さに圧倒された9歳の私の中では、当時いったい何が起こっていたのだろう。
2018年10月26日
お姫さまとゴブリンの物語・結び
posted by Sachiko at 20:53
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| ジョージ・マクドナルド
2018年10月24日
おばあさまの部屋
「お姫さまとゴブリンの物語」から、
おばあさまの美しい寝室のこと....
----------------------------
やわらかな光の、美しい真珠の内側に入り込んだかのようなおばあさまの寝室。大きな丸天井からは、月のような丸いランプが下がっています。
部屋のまん中にはバラ色のベッドカバーがかかった卵型のベッドがあり、空色のビロードのカーテンがそれを取り囲んでいます。
銀の星をちりばめた青い壁は、ほんとうの空のようです。
暖炉で燃えている炎は、大きな赤いバラの花束そっくりで、炎からはバラの香りが立ち上っていました。
----------------------------
明らかにこの世の次元ではない世界。
作者はカトリックではないが、バラ色と星空の青は、聖母マリアの衣裳の色を思わせる(※マリアの衣裳の色は、昔の画家が読み取ることのできた霊的なシンボルで、カトリック教会が決めたわけではない)。
獣に驚いて山道へ逃げ泥だらけになったお姫さまを抱きしめて、おばあさまの服が汚れてしまったが、炎のバラを1本とって服をなでると、服は元どおりきれいになっていた。
お姫さまは、自分にもそうしてほしいとお願いするが、おばあさまはこう答える。
「まだあなたには熱すぎるわ。あなたの服は、これでさわると燃えてしまうの。」
炎のバラは浄化の火のようだ。浄化の力は、用意ができていない段階では耐えがたいものになるだろう。お姫さまはまだ地上に生きている。
お姫さまがお風呂をのぞいてみると、空と月と星が見え、まるで底がないようだった。山道を逃げた話をみんなに信じてもらうためには、今日は汚れたままの姿で帰ったほうがいいということになった。
山道でお姫さまを導いた月のランプは、おばあさまがそうしたいと思えば、壁を通して光るのだという。
今日は美しい満月。月が高く昇る季節になった。
おばあさまのランプはこんなふうに輝くのだろうかと想像してみた。
おばあさまの美しい寝室のこと....
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やわらかな光の、美しい真珠の内側に入り込んだかのようなおばあさまの寝室。大きな丸天井からは、月のような丸いランプが下がっています。
部屋のまん中にはバラ色のベッドカバーがかかった卵型のベッドがあり、空色のビロードのカーテンがそれを取り囲んでいます。
銀の星をちりばめた青い壁は、ほんとうの空のようです。
暖炉で燃えている炎は、大きな赤いバラの花束そっくりで、炎からはバラの香りが立ち上っていました。
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明らかにこの世の次元ではない世界。
作者はカトリックではないが、バラ色と星空の青は、聖母マリアの衣裳の色を思わせる(※マリアの衣裳の色は、昔の画家が読み取ることのできた霊的なシンボルで、カトリック教会が決めたわけではない)。
獣に驚いて山道へ逃げ泥だらけになったお姫さまを抱きしめて、おばあさまの服が汚れてしまったが、炎のバラを1本とって服をなでると、服は元どおりきれいになっていた。
お姫さまは、自分にもそうしてほしいとお願いするが、おばあさまはこう答える。
「まだあなたには熱すぎるわ。あなたの服は、これでさわると燃えてしまうの。」
炎のバラは浄化の火のようだ。浄化の力は、用意ができていない段階では耐えがたいものになるだろう。お姫さまはまだ地上に生きている。
お姫さまがお風呂をのぞいてみると、空と月と星が見え、まるで底がないようだった。山道を逃げた話をみんなに信じてもらうためには、今日は汚れたままの姿で帰ったほうがいいということになった。
山道でお姫さまを導いた月のランプは、おばあさまがそうしたいと思えば、壁を通して光るのだという。
今日は美しい満月。月が高く昇る季節になった。
おばあさまのランプはこんなふうに輝くのだろうかと想像してみた。
posted by Sachiko at 22:47
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| ジョージ・マクドナルド
2018年10月23日
カーディの家
「お姫さまとゴブリンの物語」から、
館で起きたこと、そしてその後....
----------------------------
目を覚ましたカーディは、ついにゴブリンたちが館に攻め込んできたことを知りました。カーディは大広間で苦戦している騎士たちに、ゴブリンは足が弱点であることを告げ、皆は足を踏みつけて追い払いましたが、館の中にお姫様の姿はみつかりませんでした。
お姫さまがさらわれたに違いないと思ったカーディがゴブリンたちを追っていこうとした時、目に見えない糸のようなものが手にさわりました。
これがお姫様の言っていた糸にちがいないと確信したカーディは、糸をたどっていくことにしました....
糸は鉱山のほうへ下っては行かず、山の上へのびていき、お母さんの待っている家のドアの前で指のあいだからふっと消え失せました....
----------------------------
暖炉の前では、お母さんに抱かれてお姫さまが眠っていた。お姫さまもまた、糸をたどってここに来たのだった。
目を覚ましたお姫さまに、カーディは話を信じなかったことを謝った。今ではカーディも、おばあさまのことを信じていた。夢の中でおばあさまが薬を塗ってくれた傷は、すっかり治っていたのだ。
お姫さまにとってカーディの家とお母さんは、おばあさまのところにいるのと同じくらい心地よかった。
「山の上のこんなおうちにずっと住んでられたら、とってもすてきにちがいないわ。」
「それは心の中にどんなおうちを持っているかによりますよ。」
「それ、なんのことかわかるわ。おばあさまがいつもおっしゃってることとおなじですもの。」
おばあさまの美しい部屋と、カーディのお母さんが気持ちよくしつらえている質素な家とは、心の次元ではきっと同じ質を持っているのだ。
おばあさまがお姫さまのために紡いだ糸に、カーディも触れることができた。今は“信じる力”が十分ではなかった頃とは違っている。カーディの信じる力を導いたのはお母さんだった。
おばあさまは、糸玉はお姫さんが生まれたときから紡ぎはじめたと言っていた。本当は誰でもそんな糸を持っているのかもしれない。心を澄ませたときに、その奥深いところでかすかに感じ取れる感覚、見失わないように.....
現実のクモの糸は、何とか目には見えるけれど、指で触っても感じられない。(試してみた...^^ゞ)
館で起きたこと、そしてその後....
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目を覚ましたカーディは、ついにゴブリンたちが館に攻め込んできたことを知りました。カーディは大広間で苦戦している騎士たちに、ゴブリンは足が弱点であることを告げ、皆は足を踏みつけて追い払いましたが、館の中にお姫様の姿はみつかりませんでした。
お姫さまがさらわれたに違いないと思ったカーディがゴブリンたちを追っていこうとした時、目に見えない糸のようなものが手にさわりました。
これがお姫様の言っていた糸にちがいないと確信したカーディは、糸をたどっていくことにしました....
糸は鉱山のほうへ下っては行かず、山の上へのびていき、お母さんの待っている家のドアの前で指のあいだからふっと消え失せました....
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暖炉の前では、お母さんに抱かれてお姫さまが眠っていた。お姫さまもまた、糸をたどってここに来たのだった。
目を覚ましたお姫さまに、カーディは話を信じなかったことを謝った。今ではカーディも、おばあさまのことを信じていた。夢の中でおばあさまが薬を塗ってくれた傷は、すっかり治っていたのだ。
お姫さまにとってカーディの家とお母さんは、おばあさまのところにいるのと同じくらい心地よかった。
「山の上のこんなおうちにずっと住んでられたら、とってもすてきにちがいないわ。」
「それは心の中にどんなおうちを持っているかによりますよ。」
「それ、なんのことかわかるわ。おばあさまがいつもおっしゃってることとおなじですもの。」
おばあさまの美しい部屋と、カーディのお母さんが気持ちよくしつらえている質素な家とは、心の次元ではきっと同じ質を持っているのだ。
おばあさまがお姫さまのために紡いだ糸に、カーディも触れることができた。今は“信じる力”が十分ではなかった頃とは違っている。カーディの信じる力を導いたのはお母さんだった。
おばあさまは、糸玉はお姫さんが生まれたときから紡ぎはじめたと言っていた。本当は誰でもそんな糸を持っているのかもしれない。心を澄ませたときに、その奥深いところでかすかに感じ取れる感覚、見失わないように.....
現実のクモの糸は、何とか目には見えるけれど、指で触っても感じられない。(試してみた...^^ゞ)
posted by Sachiko at 22:31
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| ジョージ・マクドナルド
2018年10月18日
カーディの夢
「お姫さまとゴブリンの物語】から
カーディが夢の中で会ったのは....
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鉱山の中でカーディは、ゴブリンたちのとんでもないたくらみを突きとめました。それは、お姫さまをさらってきてゴブリンの王子のお妃にしようというものでした。
ゴブリンたちが館のほうへ穴を掘り進めていることを知ったカーディは、館の庭で見張りをすることにました。
そしてある晩、見回り中だった騎士がゴブリンの家畜と間違えて放った矢が足に当たってしまいます。気を失ったカーディは館に運ばれ傷の手当てを受けましたが、騎士の隊長は事情が明らかになるまで使っていない部屋のわら布団に寝かせておくことにしました。
意識が戻ったカーディは、ひとりの騎士に知っていることをすべて話し、館の警戒を強めるように頼みました。
しかし騎士は信じがたい話だとして黙らせようとするばかりでした。
----------------------------
こうしてカーディは、信じてもらえない苦しみがどういうものかを思い知らされることとなった。
カーディは眠り込んだとたん、夢を見はじめた。
ゴブリンたちが襲撃してくる音を聞いてはね起き、服を着ようとしたが、気づくとまだ布団の中にいた。
「今度はほんとに起きるぞ!…さあ、ちゃんと起きたぞ!」
ところが気がつくとやっぱりふとんの中だった。
こんなことを何度も繰り返したが、カーディはそういう夢を見ていただけだったのだ。
何度も起きたつもりになるこの場面はなかなか深い。
目覚めたつもりがまだ夢の中...という体験は、たまに起こる。
そして、起きているはずの“現実”の中でも、似たようなことをやっているのかもしれないと思う。
自分の意識は目覚めて現実を生きているつもりが実は眠っていて、何かのきっかけでまた目を覚ましたつもりになり、でもやっぱり眠っていて...それを繰り返していたりして.....
カーディが舘じゅうゴブリンでいっぱいになった夢を見て叫び声を上げたとき、ドアから白い髪の女の人が入ってきて(と、カーディは思った)傷にバラの香りの薬をすりこんだあとで、身体の上で両手を三回振った。その最後の一振りとともに、カーディは深い眠りにおちて、次に気がついたときには、今度こそちゃんと目を覚ましていた。
カーディが夢の中で会ったのは....
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鉱山の中でカーディは、ゴブリンたちのとんでもないたくらみを突きとめました。それは、お姫さまをさらってきてゴブリンの王子のお妃にしようというものでした。
ゴブリンたちが館のほうへ穴を掘り進めていることを知ったカーディは、館の庭で見張りをすることにました。
そしてある晩、見回り中だった騎士がゴブリンの家畜と間違えて放った矢が足に当たってしまいます。気を失ったカーディは館に運ばれ傷の手当てを受けましたが、騎士の隊長は事情が明らかになるまで使っていない部屋のわら布団に寝かせておくことにしました。
意識が戻ったカーディは、ひとりの騎士に知っていることをすべて話し、館の警戒を強めるように頼みました。
しかし騎士は信じがたい話だとして黙らせようとするばかりでした。
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こうしてカーディは、信じてもらえない苦しみがどういうものかを思い知らされることとなった。
カーディは眠り込んだとたん、夢を見はじめた。
ゴブリンたちが襲撃してくる音を聞いてはね起き、服を着ようとしたが、気づくとまだ布団の中にいた。
「今度はほんとに起きるぞ!…さあ、ちゃんと起きたぞ!」
ところが気がつくとやっぱりふとんの中だった。
こんなことを何度も繰り返したが、カーディはそういう夢を見ていただけだったのだ。
何度も起きたつもりになるこの場面はなかなか深い。
目覚めたつもりがまだ夢の中...という体験は、たまに起こる。
そして、起きているはずの“現実”の中でも、似たようなことをやっているのかもしれないと思う。
自分の意識は目覚めて現実を生きているつもりが実は眠っていて、何かのきっかけでまた目を覚ましたつもりになり、でもやっぱり眠っていて...それを繰り返していたりして.....
カーディが舘じゅうゴブリンでいっぱいになった夢を見て叫び声を上げたとき、ドアから白い髪の女の人が入ってきて(と、カーディは思った)傷にバラの香りの薬をすりこんだあとで、身体の上で両手を三回振った。その最後の一振りとともに、カーディは深い眠りにおちて、次に気がついたときには、今度こそちゃんと目を覚ましていた。
posted by Sachiko at 20:43
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| ジョージ・マクドナルド
2018年10月16日
水の中の星々
「お姫さまとゴブリンの物語」から
おばあさまの部屋の不思議なお風呂...
------------------------------
おばあさまが見えなかったカーディが少し怒って帰ってしまったあと、鉱山の救出劇で泥だらけになっていたお姫さまは、おばあさまの部屋にあるお風呂に入れてもらうことになりました。
銀の湯舟は、のぞき込むと底がないかのようで、見えるのははるかかなたの星々と、果てしなくひろがる青い淵ばかり....
おばあさまに抱かれてひんやりと澄みきった水の中に沈むと、ただ不思議な青さだけがどこまでも広がっていました。アイリーン姫はまったくのひとりぼっちになってしまったかのようですが、至福に満たされていました。
どこからか心地よい不思議な歌の調べが聞こえてきました。その歌は、感じではわかるのに、はっきりと意味をつかむことはできず、流れ去ったあとでは憶えておくことができませんでした。
おばあさまにそっと抱えられて水からあがったお姫さまは、身体全体がすっかり作りなおされて新しくなったような気がしました。
------------------------------
他の物語に、これに似た場面があったのを思い出す。
ミヒャエル・エンデの「モモ」で、マイスター・ホラの時間の国に着いたモモが、暗い池の淵から時間の花が次々と咲いては消えていくのを見るところだ。
池の上の丸天井から射す光からは、音楽も聞こえていた。それは以前、モモが星空の下で静けさに耳を傾けていたときに、はるかかなたから聞こえてきた音楽と同じものだった。
マイスター・ホラは言った。
「…どの人間にもそれぞれに、いまおまえが行ってきたような場所がある。だがそこへ行けるのは、わたしに抱いてもらえる人だけだ。それにふつうの目では、あそこを見ることはできない。」
…雰囲気がどこか似ている気がする。
同じ宇宙の源からインスピレーションがやってきたものかもしれないな、と思う。ファンタージエンはつながっているのだから。
水の宇宙に沈んだことは、お姫さまにとってのイニシエーションのようにも見える。
そして館の人たちも、ほんの子どもだと思っていたお姫さまが、年齢以上に賢いことに気がつき始めるのだった。
おばあさまの部屋の不思議なお風呂...
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おばあさまが見えなかったカーディが少し怒って帰ってしまったあと、鉱山の救出劇で泥だらけになっていたお姫さまは、おばあさまの部屋にあるお風呂に入れてもらうことになりました。
銀の湯舟は、のぞき込むと底がないかのようで、見えるのははるかかなたの星々と、果てしなくひろがる青い淵ばかり....
おばあさまに抱かれてひんやりと澄みきった水の中に沈むと、ただ不思議な青さだけがどこまでも広がっていました。アイリーン姫はまったくのひとりぼっちになってしまったかのようですが、至福に満たされていました。
どこからか心地よい不思議な歌の調べが聞こえてきました。その歌は、感じではわかるのに、はっきりと意味をつかむことはできず、流れ去ったあとでは憶えておくことができませんでした。
おばあさまにそっと抱えられて水からあがったお姫さまは、身体全体がすっかり作りなおされて新しくなったような気がしました。
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他の物語に、これに似た場面があったのを思い出す。
ミヒャエル・エンデの「モモ」で、マイスター・ホラの時間の国に着いたモモが、暗い池の淵から時間の花が次々と咲いては消えていくのを見るところだ。
池の上の丸天井から射す光からは、音楽も聞こえていた。それは以前、モモが星空の下で静けさに耳を傾けていたときに、はるかかなたから聞こえてきた音楽と同じものだった。
マイスター・ホラは言った。
「…どの人間にもそれぞれに、いまおまえが行ってきたような場所がある。だがそこへ行けるのは、わたしに抱いてもらえる人だけだ。それにふつうの目では、あそこを見ることはできない。」
…雰囲気がどこか似ている気がする。
同じ宇宙の源からインスピレーションがやってきたものかもしれないな、と思う。ファンタージエンはつながっているのだから。
水の宇宙に沈んだことは、お姫さまにとってのイニシエーションのようにも見える。
そして館の人たちも、ほんの子どもだと思っていたお姫さまが、年齢以上に賢いことに気がつき始めるのだった。
posted by Sachiko at 21:52
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| ジョージ・マクドナルド