2019年09月18日

サルビア・アズレア

澄んだスカイブルーのサルビア・アズレア。この花も秋遅くまで咲く。

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耐寒性が強く−20度まで耐える。以前植えていたものはかなりの大株になっていたのだが、どうやら間違えて掘り起こしてしまったようで、去年は姿を見られなかった。

それで今年の春にまた新しい苗を植えた。やはり秋にこの花がないと寂しい。
アズレア、パテンス、コバルトセージ....
秋に咲くサルビアたちの、少しずつ色味の違う青が美しい。

この青い色は、とっておくことができない。
どんな植物も草木染の材料になるけれど、花と同じ色は出ないし、色の堅牢度が弱くすぐに退色してしまう。

藍、茜、蘇芳など、昔から染料として使われている植物は堅牢度において別格なのだが、少しずつ褪せて色合いが変わっていくのもまた自然な味わいだ。

青い花と言えばツユクサの青も美しいが、繁殖力が強すぎて雑草扱いになっている。ツユクサの仲間から取れる青い染料は、水で簡単に落ちるので友禅染の下描きに使われる。
やはり、とっておくことのできない青だ。

写真を撮っても、それは実物ではない。自然は動き、変化する。美は今だけ目の前にあって、やがて移ろい、消えていく。
とっておくことのできない美に、むしろ安らいだ永遠を感じる。

サルビア・アズレアはとても背が高くなり、大株になると花の少ない季節には存在感がある。
ほとんど雪が降る頃まで咲き続けるので、冬囲いのときにまだ花をつけている茎を刈り込むのは少々心苦しい。
  
posted by Sachiko at 22:36 | Comment(0) |
2019年09月08日

サルビア・パテンス

サルビアの仲間は、花が少なくなる秋に咲いてくれる品種も多い。このサルビア・パテンス(和名:ソライロサルビア)は、夏に切り戻すと秋まで繰り返し咲いてくれる。

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耐寒性がさほど高くないので(−7度)、秋の終わりに鉢上げして家の中で冬を越す。−10度まで耐えるという説もあったので一度植えっぱなしにしてみたが、やはり春には消えてしまっていた(-_-)
ずいぶん前に近くの園芸店で見つけて気に入って以来、庭に欠かせない花になった。

パテンスは、サルビア族の中では最も大型の花をつける。
何といっても魅力はこの色、気温が下がればもっと鮮やかな青になる。澄んだロイヤルブルー!天上の青だ。
  
posted by Sachiko at 21:41 | Comment(0) |
2019年08月29日

ブラックベリー

庭のベリー類の中で、最後に実るのがこのブラックベリーで、真っ黒に熟したら食べ頃だ。夏の終わり頃から熟しはじめ、秋遅くまで収穫できる。

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植えっぱなしで手間がかからず、雪が降る前にバッサリ剪定しても、春になれば新梢が伸びすぎるくらい伸びる。
肥料もやらず、もちろん農薬も使っていないのに、毎年たくさんの実がなる。

ベリー類は元々が野山に自生していたものなのだから強健だ。その風味からは、野生の強い生命力を感じる。

ムーミン谷のあるフィンランドでは、森の中に(公園だろうが私有地だろうが)自生しているベリーは誰でも自由に採っていいことになっているそうだ。

ベリーは日持ちしないので、収穫したらすぐに冷凍し、必要なときに解凍してジャムを作る。こうして次にベリーが実るまで(最初は6月のハスカップ)、冬中食べる分のジャムは確保できる。
ブラックベリーのジャムはあまり市販されていないが、ブルーベリーよりずっとおいしいと思う。

人間のからだは、こういう野生の恵みを少しだけ受けとって生きていけるようにできてはいないのだろうか。
文明の初期にはそうだっただろうし、シベリアの賢女アナスタシアはそのように生きているはずだ。

野生種のベリーには、どんなグルメ料理も敵わないような命の味がある。それはからだだけでなく、意識も目覚めさせる力がある気がする。
  
posted by Sachiko at 21:56 | Comment(0) |
2019年08月26日

アナベル

アジサイの仲間のアナベル、夏に白い花を咲かせ、やがて花色が淡い緑色に変わる。

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よく見かけるアナベルのドライフラワーはこの時期に作るといいらしいのだが、私は毎年忘れてしまって、気がついたときには茶色く枯れている。

朝晩の空気が冷んやりとして、木々がうっすら色づきはじめ、赤トンボが飛び、道端にコスモスが咲いている。

以前ある人に、北海道ではアジサイとヒマワリとコスモスが同時に見られるのだと言ったら驚かれた。

↓これは隣家のアジサイ。枯れ色になりかけている中、まだこうして咲いているものもある。

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posted by Sachiko at 22:17 | Comment(2) |
2019年07月27日

カンパニュラ・ラプンクロイデス

春に、見覚えのない草が生えているのを見つけた。
何の変哲もない葉っぱに見える。どこかから種が飛んできた雑草だろう、抜いてしまおうか...と思ったが、花が咲くかもしれないので少し様子を見ることにした。

初夏になって花穂が上がってきた。やっぱり花が咲くらしい。
そしてある日、紫色の花が咲いていた。

rapun.jpg

カンパニュラの仲間だ。なかなか美しい♪
調べてみたら、カンパニュラ・ラプンクロイデス(和名:ハタザオギキョウ)という花で、大きな園芸店では苗を売っているところもあるようだ。

ヨーロッパ原産の帰化植物で、こぼれ種でも簡単に殖える、雑草と言っていいほどの繁殖力らしい。
どこから種が飛んできたのだろうと、ふと見ると、向かいの家にもこの花が咲いている。でも去年はなかったような...

カンパニュラは、八重咲や大輪の園芸種が多く出回っているが、これはいかにも野生種らしいすっきりとした風情だ。

それにしても、植物でも動物でも、外来種はなぜこんなに強いのだろう。放っておくとまたどこかに種が飛んでいって大繁殖するだろうか....

妖精は釣鐘型の花が好きなのだ。この小さな花の中にもいるかもしれないので、とりあえずこのまま咲かせておこう。
  
posted by Sachiko at 21:22 | Comment(0) |