2020年07月28日

ネオワイズ彗星

今月前半は、ネオワイズ彗星がかなり明るく見えていたはずなのだが、曇りの日が多く見ることができなかった。

10日ほど前だったか、夜まで晴れていた日があったので外に出て見た。まだ3等級の明るさを保っているはずだった。

が、やはり都会の夜は明るすぎる。
しかも最近、近くの街灯が全部、ギラギラするLEDに替えられてしまった。

3等級なら何とか見えるだろうかと目を凝らして見た。
北斗七星のひしゃく型の下方だ。
彗星は普通の恒星と違ってぼんやりとぼやけた姿で見えるのだが、この空の状態では普通の星もぼんやりとしか見えない。

位置を定めて、そのあたりにかすかに見える幾つかの星たちを目で追って行った。特定できないけれど、この中のどれか一つがそうかもしれない....

後日、私が見たのと同じ日に札幌郊外で撮影された彗星の画像をネット上で見つけた。やはり北斗七星のひしゃくの真下だった。

今は、位置的には見やすい高さにあるが、もう肉眼で見える明るさではなくなっている。

たくさんの星たちの中のどれかひとつ....
こんな話がどこかにあったな、と思った。

「・・・きみは、ぼくの星を、星のうちの、どれか一つだと思ってながめるからね。すると、きみは、どの星も、ながめるのがすきになるよ・・」

『星の王子さま』より。
この本を手に取ったのは何年ぶりだろう。何年どころではないかもしれない。
このまま読みふけってしまいそうになったので、栞代わりに幻の星をそっと挟んで本を閉じた。
  
posted by Sachiko at 22:08 | Comment(2) | 宇宙
2020年07月20日

すべての惑星が...

明日から一週間ほどのあいだ、夜明け前の空にすべての惑星が並ぶ。

zenwakusei.gif

全部が見えるのは、午前3時から3時30分くらいまでのわずかな時間だ(※これは札幌の場合。他の地方では多少時間帯や位置がずれる)。
準惑星に降格されてしまった冥王星も、土星と木星の間くらいの位置にいる。

と言っても天王星、海王星、冥王星は肉眼では見えない。
(天王星と海王星は、双眼鏡や望遠鏡があれば見える)
水星と木星は地平線すれすれのところにいるので、これもよほど空の開けたところでなければ見るのは難しい。

実際に見るのが難しくても、この時期、惑星たちがこんな並び方をしていることを知ると、何か不思議な気分になる。

私はホロスコープには詳しくないけれど、このわずかな時間帯に生まれる子どもは、どんな運命を持っているのだろう?などと思う。
新しい時代に向けて、特別な使命でも携えて来るのだろうか。
  
posted by Sachiko at 21:54 | Comment(2) | 宇宙
2020年07月06日

月と木星と土星

今日は月と土星が接近し、木星も並んでいる。

jsm.gif

昨日は満月と木星が接近し、横に土星も並んでいた。
昨日は前回に続いて半影月食だったが、日本からは見えなかった。

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旧暦で暮らしていた時代には、ひと月は新月から始まるのだから、その日の月のフェイズを知らない人はいなかった。

月や星を見ずに暮らすと、人から何かが去っていくような気がする。

月も星も、草木も他の生きものも、意識しなければ去っていく。
それは“わたし”と世界が分かれていくことだ。

世界はこんなに満ちているのだから、美しいものたちが待つ世界に、もうそろそろ帰ろう。
  
posted by Sachiko at 22:14 | Comment(0) | 宇宙
2020年06月21日

夏至の日食

今日は夏至で新月、しかも日本各地で部分日食が見られた。
沖縄など南へ行くほど欠けが大きく、台湾では金環食だ。
札幌はうっすら曇っていたが、見えたとしても欠け方はこのくらいだった↓

bubun2.gif

今年の天の様子はかなり特別らしい。
この前の満月(6月6日)は半影月食で、次の満月(7月5日)も、日本では見られないが半影月食だ。

7月5日の満月は、木星と土星が月の近くにあり、これは一晩中見ることができる。

夏至だというのに、今年の6月も曇り空が多く、以前のようなすっきりした快晴にならない。
ようやくバラが咲き始め、ラベンダーもつぼみがふくらんできた。

夏至の妖精たちは星の動きをどう見ているのか、変わらずに花の周りで踊ってくれているのか、人間界は騒がしいまま半年が過ぎようとしている。
  
posted by Sachiko at 22:30 | Comment(2) | 宇宙
2020年06月06日

半影月食

今朝、ちょうど満月が沈みかけ、反対側に太陽が昇りはじめる頃、半影月食があった。

皆既月食は月が地球の本影の中に入るが、半影月食は本影の周りの薄い半影の中に入る。

今朝の月食は地平線が見える場所でなければ見えなかっただろうし、半影の中の月は、見ても気づかないほどわずかに翳るだけだ。

皆既月食で月が欠けていく時にも、見えている部分はすでに半影の中に入っているのだが、それに気づく人は少ないと思う。

見ようとしなければ見えない、見ようとしても見えにくい、半影というあいまいな影.....どうもこういうものが好きだ。


最近の空の出来事では、4日が水星の東方最大離角で、たまたまその前後は晴れていたので、日没後の西北西の空に水星を眺めることができた。

月はこの後、8日の深夜に木星と接近、13日には火星と接近して、新月はちょうど夏至に当たり、日本では部分日食が見られる。
   
posted by Sachiko at 22:40 | Comment(0) | 宇宙