2022年03月29日

夜明けの星々

夜明け前の南東の低空に、金星と土星と火星が集まっていた。
今朝はその下にデクレセントムーンも。

moonstars.gif

この惑星たちのグループの中には冥王星もいるのだが、もちろん肉眼では見えない。

市街地では見えないけれど、東の地平線すれすれのところには木星と海王星もいる。さらに太陽に近いところには水星。
天王星はそれより少し離れている。

太陽系ファミリーは今、地球から見るとほとんどが太陽の近くに集まっていて、夜空には肉眼で見える惑星はいない。
星読みに詳しい人なら何か読み取れるのかもしれない。


星々は互いに影響を与えあい、地球は単独で存在してはいない。
地球上の人間、動物、植物、鉱物は、星の影響を受けている。
古い時代の人間はそのことを知っていた。

現代人間社会の惨状から抜け出るには、星々や他のすべての存在たちのダンスの輪に戻ることだ。
  
posted by Sachiko at 22:16 | Comment(2) | 宇宙
2022年02月03日

月齢2.1の月

例年のことながら、冬は晴れる日が少ない。
今年は特に雪が多い中、今日は久々に夕方きれいに晴れた。

そして、月齢2.1の月。

newmoon.jpg

新月を過ぎたばかりの、ふるえるように輝く細く白い月は、何度見ても美しい。

月のフェイズは女性に例えられるが、この細い月は、年端のいかないほっそりした少女のように心もとなく見える。

低空が晴れていなければならないので、月齢2の月を見る機会はそう多くない。
近くに木星があるはずだが、まだ明るすぎて見えなかった。

明日は立春。
うず高く積もった雪の上に射す光は、確実に春のものになっている。
   
posted by Sachiko at 21:51 | Comment(0) | 宇宙
2021年07月24日

満月と土星接近

久しぶりの星ネタ。
今夜南東の空で、みずがめ座にいる満月と土星が接近しているのが見られる。
(図は22時頃の空)

fullmoon.gif

近くには明るい木星もある。
南南西の空にはサソリ座のアンタレス。

宮澤賢治の“星めぐりの歌”には、♪あかいめだまのさそり〜♪と歌われているが、アンタレスはさそりの目ではなく心臓の位置にある。

♪ひろげたわしのつばさ〜♪
満月の真上のほうには、わし座のアルタイル。こと座のベガはほとんど天頂にある。

今日は23時頃南中する夏の大三角形は、けっこう遅い時期まで見ることができる。オリオンが昇ってくる季節にもまだ西空に見えているのだ。

ちなみに星めぐりの歌が出てくるのは「双子の星」で、これも好きな作品だ。
  
posted by Sachiko at 15:23 | Comment(0) | 宇宙
2020年12月21日

木星と土星大接近

日没後の南西の空に、木星と土星がほとんどくっついた位置に見える。低緯度地方ほど見られる時間が長い。
(※これは昨日見た星の位置。今日は月が左に離れ、土星がもう少し木星の右側に来ているはず。)

mokudo.gif

木星と土星のコンジャンクションは約400年ぶりだ。
でもその時は太陽に近すぎて観測できなかったらしいので、観測できるのは約800年ぶりということになる。

今年の天体の動きはかなりすごいと言われていたが、これはそのハイライトだ。

最接近は冬至の今日だったけれど、こちらは曇っていたので、昨日見ることができてよかった。
明日も十分見頃なので、天気がよければまだチャンスはある。

それも見逃したら、次は2080年。それまで生きている可能性のある人は、まだチャンスがある.....
  
posted by Sachiko at 21:51 | Comment(0) | 宇宙
2020年09月06日

月と火星

今夜は月齢18の月と火星が並んで見える。
(図は午後10時現在の位置)
・・このように見えるはずだったのに...曇ってしまった。

moonmars.gif

満月を過ぎて欠けていく月は、どこか仄暗い気分がつきまとう。
そして、地球に接近してきている火星は明るさを増している。

これより少し前の午後8時頃は快晴だった。
木星を見ようと外に出て、天頂のベガを眺めたあと、木星に視線を戻すと......

木星から少し離れた右側に、突如1等級の明るい金色の星が...!
この位置にそんな星はないはずだ、これは何?と、見ているうちに星はゆっくりと暗くなり、消えてしまった。

飛行機か、人工衛星か....?
もう少し複雑な動きでもしてくれたら、ついに私にもUFOが見えるようになったか!と思えたものを。
結局あの星は何だったのか...たぶん飛行機というのが妥当なところなのだろう。

火星に話を戻せば、今年は2年に一度の火星接近の年だ。
最接近は1か月後の10月6日だが、今もすでにかなり明るく見えている。
  
posted by Sachiko at 22:01 | Comment(0) | 宇宙