2020年03月29日

月と金星とプレアデス

西空に、月齢5の月と金星とプレアデス(すばる)が並んでいた。

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あたりが明るすぎて、プレアデスは星が2個くらいしか見えなかったけれど、近くにはおうし座のアルデバラン、そしてオリオンと冬の大三角形と、豪華な星々が集っていた。

数日後にはプレアデスのまん中に金星が入り込むような形になるらしいが、たぶん空の条件のいい場所でなければ、金星しか見えないだろう。

動かない星座のあいだを、月と惑星たちは、日々ダンスのように位置関係を変えていく。

その軌跡が語る言葉を、星読みの人たちは聴けるのだろうが、ただ眺めているだけでも十分不思議で美しい。
  
posted by Sachiko at 21:34 | Comment(1) | 宇宙
2020年03月25日

金星が東方最大離角

金星が最も太陽から離れて、マイナス4.4等級の明るさで、まだ日暮れの薄明るい頃から見える。
最大離角の頃は、金星がこんなに空高く見えるのか!と思う位置にある
(わかりやすくするために、写真は少しばかり星を大きく加工)

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西空に夜9時過ぎまで見えている金星は、地球の惨状をどう見ているのか、一瞬すべてを忘れさせるほどみごとに明るい。
天気が良ければ28日には細い三日月とのコラボが見られるはずだ。

そうしてしばらく宵の明星として輝いたあと、太陽の手前を回って、6月半ばからは明けの明星になって姿を現す。
   
posted by Sachiko at 22:37 | Comment(2) | 宇宙
2020年03月19日

夜明け前の星たち

夜明け前の南東の空、細い月の傍に、土星、木星、火星が集まっていた。

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天気予報で早朝晴れることを確かめ、この星たちを見るために5時前に起きた。空が開けた場所なら、地平線上に水星も見えるはずだ。

ここにはいない金星は、今は宵の明星として、西空に夜9時過ぎまで見えている。

今月11日以降、惑星たちはまたすべて順行している。
星たちはみなそれぞれに、“何か”ではなく“誰か”なのだということが、この時代、いっそうはっきりと響いてくる。

そして明日は春分、また大きな節目だ。
気がつけばもう、最低気温もプラスになっていて、雪が消えた場所には新しい芽が出ている。

芽吹きの春、植物が発芽する力には、火星のはたらきが関わっているという。
  
posted by Sachiko at 22:11 | Comment(0) | 宇宙
2020年02月11日

水星と金星

日没後30分頃、西南西の低い空に水星が見えた。

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10日が太陽から最も離れる東方最大離角だったのだが、昨日は曇っていて見えなかった。
あと2、3日は、晴れていれば(水星としては)見やすい高さまで上っている。
日没後の薄明の中なので、目を凝らさなければ見つけにくいかもしれない。

前回見たのは1年以上前、冬の明け方だった。
以前も書いたけれど、肉眼で見える太陽系惑星の中で、水星は最も見るのが難しい惑星だ。

コペルニクスが死ぬ間際に、ついに生涯水星を見ることができなかったことを嘆いたという話が、長いあいだ天文ファンの間でもまことしやかに伝わっていたが、それが本当かどうか確証はないらしい。

樹木との関連では、水星はエルム(ニレ)と深い繋がりがある。
この話はまた別の機会にするとして、明るい金星のほうはかなり高いところまで上っていて、この後4月頃までさらに見やすくなる。

16日に水星が逆行を始めるまで、今はすべての惑星が順行していて、これはとても珍しいことだそうだ。
  
posted by Sachiko at 22:46 | Comment(0) | 宇宙
2019年12月29日

三日月と金星

宵の南西の空に、月齢3の月と金星が並んでいた。
この組み合わせはほんとうに美しい。

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前にも書いた気がすると思って探してみたら、今年のひなまつりで、あの時は明るくなりかけた夜明けの空だった。

このあと金星は、春にかけてかなりの高度まで上り、月齢3〜4の月と並んだ美しい姿を何度か見ることができる。
そして夏以降はまた明けの明星となって東の空に姿を現す。

太陽に近い内惑星から放射される明るく軽やかな気分は、それを表わす言葉が地上にはないように思える。
それはただ、若い神マーキュリーであり、優美なヴィーナスなのだ。

今年の空のイベントは、三日月と金星という特別に美しい組み合わせで終わる。
  
posted by Sachiko at 21:50 | Comment(0) | 宇宙