2023年03月09日

春到来

今年は春が早い。
以前は3月どころか4月に吹雪ということもあったけれど、近年はそういうことはない。
最低気温も氷点下を脱して、もう真冬日にはならないだろう。

道路に雪がなくなり最高気温が5度を超えたら、もう薄めのコートでいい。
一週間ほど前だったか、東京のテレビのお天気お姉さんが、厚手のコートにマフラーもしっかり巻いて寒そうにしていた。
気温は、9.3度.....!

深夜に近い時間帯で10度近くもあるのか...
冬に東京へ行ったときに、気温が10度超えで汗をかいたのを思い出した。
周りの人はみんな涼しい顔で冬の恰好をしていた。


体の温度感覚は、汗腺の数など、2歳半頃までに育った土地の気候で決まるらしい。
私は2歳半まで、夏でもめったに20度を超えないような寒い土地に住んでいたので、暑さには弱い。

単に暑さだけでなく、南方系の食べ物(トロピカルフルーツなど)も体に合わないことに気がついた。

マンゴーやマンゴスチン、ドラゴンフルーツなど、これぞ南!というものだけでなく、かなり昔から定着しているバナナ、パイナップル、キウイなども。

何かの症状が出るわけではないけれど、舌に甘くてもおいしいと感じないので、食べないほうがいいのだろうな、と思う。


道路以外のところに積もっている雪の山も、毎日目に見えて小さくなっている。明日の雨で一気に雪が融けて、もうすぐふきのとうが姿を見せるだろう。
雪の中から初めて新しい緑が現われると、一気に春がスピードアップする。

こうしてはっきりした四季があるのはいいものだ。
今年のイースターは4月9日、あとちょうど一か月♪

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posted by Sachiko at 22:07 | Comment(2) | 季節・行事
2023年01月07日

エピファニーを過ぎて

12聖夜の特別な領域が明けエピファニーも終わると、時空が日常に戻ったのを感じる。

そして毎年のことながら、少しばかり日が長くなっているのに気づく。
冬至の頃から見ると、日没が13分遅くなっている。日の出は3分早くなっただけ。
たったこれだけの違いでも、感覚はいちばん暗い時期を過ぎたことを敏感に感じとる。

そしてこれも毎年のことながら、本格的な寒さと雪はこれからだ。
夏も、暑さのピークは夏至を過ぎてからやってくる。
天文学的な位置関係と地上の現象とのあいだにはタイムラグがある。


よく言われる「いちばん暗い時は夜明け前」という言葉が、私にはどうも不思議だった。
どう考えても、一番暗いのは真夜中じゃないか?と思っていた。
ひょっとしたら、タイムラグのある現象のほうを指しているのだろうか。

連日の真冬日の中で雪が降り続き、うず高く積もって、もうたくさんだ!という頃に、最高気温がプラスに転じ、雪解けが始まる。
一番キツい時が春間近で、このようにして迎える春は格別だ。

近年はあまり真冬日が長く続かず、冬フリークとしては物足りないところだけれど。

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今日で松の内もおしまい。
遅くなりましたが、本年もよろしくお願いいたしますm(_ _)m
  
posted by Sachiko at 14:50 | Comment(2) | 季節・行事
2022年12月31日

大晦日の風習

北海道では、大晦日の夕食におせちを食べる。
昔からの習慣らしく、子どもの頃もそうだった。

これが本州では不思議がられているらしい。
(ちなみに北海道人が「本州」という時には、ざっくりと四国九州も含む。つまり津軽海峡の向こう側という意味だ。では沖縄はと言われると...遠すぎて意識が向いていないかもしれない。)

なぜ大晦日に食べるのか...
私は単に、北海道的いい加減さで「おせち、もうできてるんだから、食うべ」という感じで食べてしまったのだと思っていた。


しかしこれにはもう少し深い意味があったらしいという説を最近知った。
日没を一日の始まりと見なす考えがあり、そうすると大晦日の夜はすでに新年なのだ。なるほど....

日没から一日が始まるという文化圏はけっこうある。
古代日本はそうだったらしく、イスラム圏もそうらしい。

クリスマス・イブとかハロウィン(万聖節のイブ)などの「イブ」も、日没から一日が始まるのなら、単なる前夜祭ではなく、すでにその祝祭の日が始まっていることになる。
なぜ本祭よりも前夜祭のほうが盛んなのか?という謎も、これで解決する。

でもこんな話は一般には出回っていないし、多くの人はそんなことを考えて大晦日におせちを食べているわけではないと思う。
「まぁいいんでないかい、食うべ」

それでいいのだ。よいお年を♪
  
posted by Sachiko at 14:07 | Comment(0) | 季節・行事
2022年11月16日

今年も遅い初雪

初雪が降ったらネタにしようと思っていたのになかなか降らなかった。

今年は早くから雪虫がたくさん飛び始めたり、週間予報に雪マークがついては消えて、降りそうで降らない状態が続いていた。

今日やっと市内のどこかで初雪が観測されたようだ。
私のところではみぞれ風のものが短時間降っただけで、これは雪とは言いがたい。


雪が降ると寒いと思われがちだが、雪は暖かい。
雪の降る地方の人はたいてい、関東など雪のない地方の冬のほうが、刺すような寒さに感じるという。

庭を覆う雪を、植物たちのための毛布と呼ぶのは適切な表現だと思う。
雪があるために地面の下は凍らない。
葉を落とした宿根草の根も球根類も、春を信じて眠りにつく。


先日ハスカップの込み入った小枝を剪定していたら、5ミリほどの小さなテントウムシがいた。テントウムシは、雪の下の落ち葉などの陰に隠れて成虫で越冬するそうだ。

いつもながら、厳寒の中でこれほど小さなものの命を守る自然の偉大さ。この小さな虫が大切に守られるべき存在だと知っているのだ。


今年のアドベントは11月27日からで、最長のアドベントになる。
アドベントの特別な気分を味わうには、白い雪景色になっていてほしいけれどどうなることか。
  
posted by Sachiko at 21:19 | Comment(2) | 季節・行事
2022年10月26日

杏の紅葉

今年の杏の葉はいつも以上にきれいに紅葉している。
熟した杏の実の色に似ていることに、今更ながら気がついた。

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球根を植え終わり、寒さに弱いパテンスを鉢上げし、ローズマリーは家の中に入れた。

こうしてまた冬を迎える準備をする時期が来た。
今朝は地面が霜で白くなっていた。

この間から雪虫がたくさん飛んでいて、いつもより早い初雪を待ち望むが、例年、なかなか期待通りには降ってくれない。

巷のハロウィン熱は、少しトーンダウンしたように見える。
2年間中止になっていたクリスマス市場は、今年は開かれるらしい。

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posted by Sachiko at 22:04 | Comment(0) | 季節・行事