2022年06月21日

夏至の蝶たち

連日、姫リンゴの木からエゾシロチョウが羽化している。
しばらくは枝に止まったまま翅を乾かし。やがて飛び立っていく。

去年エゾシロチョウのことを書いたのは、やはりこの時期だった。
バラ科の果樹が食草で、近所の杏の木やサクランボの木のそばでもたくさん舞っている。

成虫になるともう命は短い。卵を産んでまた次のサイクルへ。

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蝶の完全変態は、本来異なる次元を通過しながら起こる変容が、すべて物質次元の中で起こっているのだそうだ。

人間は肉体という殻を脱ぎ捨てると魂は別次元に移行する。
蝶を魂のシンボルと見た古代の人々は、まだ直観力に優れていた。


季節の節目がすべてそうであるように、夏至にも特別な気分がある。
光に貫かれたような6月の空気の中、最盛期を前にして花たちも輝きを増す。

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posted by Sachiko at 21:52 | Comment(2) | 自然
2022年04月28日

花の季節の始まり

一週間前に開花宣言が出された桜は、あっという間に満開になった。
この先数日低温が続きそうなので(最高気温14度前後、これは寒いのだろうか?)、花もしばらくは持つだろう。
白樺の柔らかな若葉と桜の取り合わせは、北海道ならではだ。

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最初のスノードロップが咲いてから一か月、いつもながら春は変化のスピードが早い。
水仙は今が盛りで、早咲きのチューリップも咲き始めた。

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記録的な大雪の下で根だけになって越冬した宿根草たちも忘れずに芽吹き、日々大きくなって、今年も本格的に花の季節が始まる。

近所の梅や隣家の杏など、桜の仲間の花たちも満開で、どれがどれだかわからない。
北海道の春は梅も桃も桜もいっぺんに咲き、夏はアジサイもヒマワリもコスモスもいっぺんに咲くと言うと、本州の人は驚く。

ライラックもつぼみをつけて、桜が終わるとすぐに初夏だ。

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posted by Sachiko at 22:28 | Comment(2) | 自然
2022年04月11日

早春の蝶

すっかり春になり、庭の雪も残りわずかになった。
スノードロップは終わりかけ、日向ではクロッカスやチオノドクサ、シラー・シビリカが咲き、チューリップや水仙の芽が大きくなっている。

今日はこの春最初のモンシロチョウを見た。
飛び去ったモンシロチョウと入れ替わりに、クジャクチョウがやってきてプランターの縁にしばらく止まっていた。

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クジャクチョウは成虫で越冬するので、春には真っ先に現れる。
この冬は記録的な大雪だったが、どこでどうしていたのだろう。

こんなに小さく繊細な生きものが、厳しい冬のさなかにも守られて春を迎える不思議。
人間もむやみに心配などせずに、大いなるものの守護を信頼してはどうか、と思う。

食草はクガイソウだそうで、呼び寄せるために一株植えておこうと思っていたが、近くに近縁種の植物があるのか毎年姿を見せてくれる。

春一番の蝶を見るといつも、ムーミン物語の中のこの言葉を思い出す。

「その年最初に見たチョウが黄色いチョウならすばらしい夏になるし、白いチョウならまあまあの夏。茶色や黒のチョウのことは言いっこなし、そんなの悲しすぎますもの...」(ムーミン谷の名言集より)

ん・・・今年最初に見たのは、確かにモンシロチョウだ。
  
posted by Sachiko at 21:42 | Comment(2) | 自然
2022年04月01日

春の淡雪

雪の中のスノードロップ。
今日は夕方に一時かなり激しく雪が降った。

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これは数日前の姿。

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もう地温も気温も高くなっているので、すぐに消えてしまう淡雪だ。

4月の雪は珍しくはない。
昔はもっと冬が長かったので、子供の頃は、新学期が始まった後に吹雪になることもあった。

この冬の記録的な大雪でてっぺんまで埋まってしまったライラックは、大きな枝が何本も折れていた。
まだ埋まっているバラはどうなっていることか。

雪の山が日々少しずつ小さくなっていく様子は、毎年繰り返される春らしい光景だ。

最後の一握りの雪が消えていくときにはいつも、見えない存在がそっと別れを告げてどこかの世界に去っていくのを感じる。
  
posted by Sachiko at 22:22 | Comment(2) | 自然
2022年02月23日

大雪

このところの大雪が全国ニュースネタになっている。
それでも、雪まみれのこんな姿の木は美しい。

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やはり近年は雪の時期が後ろにずれてきている。
2月下旬といえば例年は雪解けが始まっている頃なのに、今年はまだうず高く積もっている。

これは地面から覗いているブッシュではなく、ライラックの木のてっぺん。こんなに深く埋まったのは初めてだ。

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近所のつらら。
最近の家はあまりつららができないので、昔のような大きなつららを見かけなくなった。

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これほど雪深いにもかかわらず、陽が射すと、もう冬ではないと感じる。
光は春なのだ。

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posted by Sachiko at 22:23 | Comment(2) | 自然