2021年04月09日

四月の雪

三月のなごり雪は、やはり最後の雪ではなかった。

昨日から今朝にかけての雪でチューリップの周りも白くなっていたが、まさに淡雪、間もなく消えてしまった。

aprilsnow1.jpg

チオノドクサ(別名グローリー・オブ・ザ・スノー)も、雪をかぶってその名の通りの姿になった。

aprilsnow2.jpg

aprilsnow3.jpg


マザーグースにこんな歌がある。


 三月の風と 四月の雨が

 五月の花を連れてくる


 March winds and April showers

 Bring forth May flowers


四月の雨ならぬ雪をひとときまとったチューリップは、五月にはいっせいに鮮やかな色彩をまとう。
   
posted by Sachiko at 21:53 | Comment(2) | 自然
2021年03月26日

青い麦

以前、早春のほんの短い時期だけ花屋さんの店先に出てくる麦を毎年買っていたのだが、数年前から見かけなくなった。

やっぱりこの季節は麦がほしい。というわけでネットで見つけて手に入れた。
そうまでして麦を買わなくてはいけないのか?とも思うけれど、春先の青い麦は捨てがたい。

すっと伸びた鋭い芒は清々しく、空気が浄化されるのを感じる。

イネ科の植物は光と強い結びつきがあり、光条のような芒の姿がそのことを物語っている。

クリスマスの時期に出回る乾いた麦わら細工は、クリスマスキャンドルの灯りに金色に輝く。
暗い冬の中で、クリスマスの光は内的な光だ。

外界の光が明るくなったイースターシーズン、若緑の麦はみずみずしく生き生きとしている
二通りの麦の姿は、対照的なふたつの祝祭のようだ。

mugi.jpg
  
posted by Sachiko at 21:09 | Comment(4) | 自然
2021年03月13日

トルマリン

トルマリンは、熱や摩擦などで電気を帯びるため、和名では電気石と呼ばれる。

オーストリアの作家、アーダルベルト・シュティフターの「石さまざま」という短編集の中に「電気石」という作品がある。
この短編集の石の名前は象徴的なもので、直接石にまつわる話が書かれているわけではない。

いちばん知られているのは「水晶」という美しい短編で、単独で岩波文庫から出ている(絶版になっていなければ)。
これは真冬の雪山の話なので、クリスマスの季節にまた持ち出してくることにしよう。


「宝石と四季のお祭り」(小林直生著)という本によれば、トルマリンは春(復活祭)の石だそうだ。

トルマリンは色のバリエーションがとても多い。
いろいろな元素を自らの内に取り入れ、それぞれの元素の性質を、美しい色彩という最高の姿で表現することができるのだという。

多様な色彩を人間の魂の象徴とすると、トルマリンという物質体は、魂の完全な表現となった姿だということになる。
完全な魂の犠牲によって物質界が霊化し変容する....
そのようにキリストの復活を象徴するのがトルマリンの輝きなのだそうだ。


地球自然界というとき、いきなり岩石や鉱石を連想する人は少ないかもしれない。

フィンドホーンの創設者のひとりであるドロシー・マクレーンが石のディーバにコンタクトを試みた時、偉大な宇宙的存在が現われたという話がある。

そのように、物言わぬ静かな石たちは、偉大な霊性を宇宙に置いて、つつましい姿で地上に在る。
けれど石の背後にある霊性を意識するなら、地球そのものがまったく違う姿で立ち現れるのを見ることになる。

その新しい地球のもとでは、地球の一部である人間もまた、本来の姿を思い出せるだろうか。


ところで本にはこんな話も載っていた。
シュタイナーが、よく転ぶ子どもにはトルマリンのペンダントを身に付けさせるとよいとアドバイスした、という話だ。

そうか、トルマリンはバランスをとるのにいいいのか....
というわけで、転びやすいわけではないけれど何かとバランスのわるい私は、春にはトルマリンのペンダントをつけているが、効果のほどはよくわからない。

これはウォーターメロントルマリン。
スイカのように、縁が緑色で中が赤い。

tourmaline.jpg
  
posted by Sachiko at 22:51 | Comment(2) | 自然
2021年01月08日

冬らしい冬

二週間ほど真冬日が続いていて、まだもう少し続くという予報が出ている。

年末年始の数日間の気温の低さは、76年ぶりだったとか。
雪は少し少なめだけれど、なまぬるかった昨冬とは違って満足のいく冬になった。

パウダースノーが踏み固められた上を歩くと、靴の下で雪がキュッキュッと音を立てる。
この音がしなければ本物の冬ではない。

アドベントからエピファニーまで、自然界がいちばん暗い時期にクリスマスの光がある。

冬至から2週間以上経ち、独特の聖夜の気分も過ぎて、今はもう陽射しが強くなってきたのがはっきりわかる。
季節は刻々と変化していく。

寒さに弱いので室内に避難させたローズマリーが、季節外れの花をつけていた。

rosemary.jpg
  
posted by Sachiko at 21:55 | Comment(0) | 自然
2020年12月20日

雪のち晴れ

ようやく雪らしい雪が積もり、この冬初の雪かきをした。
クリスマスの気分になるには、やはりこのくらい雪がなければ。

ooyuki.jpg

これまでも時々2、3センチ降ったことはあるが、その程度では積もったとは言わない。
明日はもう冬至なので、やはりこれは遅すぎる。

クリスマス頃にはまた気温が上るらしく、この雪も融けてしまうかもしれない。
去年のように、大晦日に積雪ゼロなどという惨事にはならないことを願う。

雪は午後まで降っていたが、夕方にはすっきりと晴れ、日没後の南西の低空に、最接近中の木星と土星を見ることができた。
  
posted by Sachiko at 22:07 | Comment(2) | 自然