「〜の夜」か「999」か。
昔、松本零士作品が好きで当時の単行本はほとんど持っていたが、今は一冊もない。
家を出るときに置いてきたら、親が近所の子供たちに配ってしまったのだ...( ̄∇ ̄;
私は初期作品を集めた「四次元世界」が好きだった。
以前「昆虫や星のこと」という記事で書いた内容は、たしかこの「四次元世界」のあとがきだったと思う。
「昆虫や星に惹かれる人は、人生の早い時期に、なにかとても悲しいものを見てしまった人だ....」
そのように、宇宙や昆虫の世界、貧しくも純粋な若者の切ない物語などが、何とも言えない透明感と、まだ可愛らしさの残る初期の絵柄で描かれていた。
今調べたらこれもプレミア価格になっている。やっぱり本はうっかり手放すものじゃない。
ある人が、手塚治虫は“太陽型”で、松本零士は“月型”だと言っていた。
そのとおりだと思う。あの情感は、太陽型には描けない。
そして長編型ではなく短編型、ストーリーテラーではなく詩人だ。
ハチャメチャな内容でも、最後のページに出てくる巻物の切れ端みたいな枠の中に詩のような言葉が書かれていると、それですべてが収まってしまうのだ。
ゆえに、エロス系もいやらしくなく、コクピットシリーズなどの戦争モノも、美化しちゃいけないけれどどこか幻影のようだ。
旅立った銀河鉄道はどこの星に向かったのだろう....
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とても心に残ります。
読んでみたくなりました。
子供の時 銀河鉄道999
大好きでした。
内容もわからず
絵が好きで
ただ見ていました。
父が真剣に見ていたので。
懐かしいです。
その後出た別の版でも同じあとがきが載っているのか
どうかわかりませんが...
私は小学校の頃、宇宙の話が大好きで、
天文学者になりたいと思っていました。(^^ゞ