2022年09月03日

土地の記憶

以前、ヨーロッパの古都では層になった時間の重さを感じるというようなことを書いた。
同様のことは日本でもあり、本州へ行くと空気が重く感じる。

単に湿度の高さ(文字通り物理的に空気が重くなる)や、道路が狭く建物が密接している圧迫感だけではなく、やはり歴史の重さというものなのだろう。

北海道には明治以前も先住民族が住んでいたけれど、人口は少なく自然が圧倒的で、「○○の乱」とか「□□の変」という類の、権力争いや人間の念がぶつかり合うような歴史ではなかった。


そこに住む人間がどんな思いを持って生きていたのか、家や土地は記憶している。家の精霊、土地の精霊というものは確かにいるのだ。

この間ふと、そういえば京都は自然災害が少ないな、と思った。
かつて長いあいだ都だった場所だし、昔から治水対策などもされていたのだろうが、それだけではない気がした。

日本でいちばん安全な土地は京都だという説もあるらしく、何か古い呪術的な力が今も働いていて、結界を作っているのかも...?などと考えると物語の世界に入り込んでしまうけれど。


シュタイナーは土地のオーラについても言及していて、商業都市と工業都市とでは違うオーラを持っているというようなことを言っている。
その都市を訪ねてみれば、誰でも感じとることができる。

地球自体が、意識を持った有機体だ。
そして大地は、その上を歩く人の思いを受けとるという。
人々の意識と織り合わされて、それぞれの土地のオーラを形づくる。

人間は大地と離れていない。大地の上に暮らすことは、共同創造だ。
そのことを人間に思い出してほしいと、まさに今、大地は切望しているにちがいないと思う。
  
posted by Sachiko at 22:38 | Comment(2) | 未分類
この記事へのコメント
土地の記憶って神秘的と思います。
会ったことは ないけれど
自分と血縁関係にあたる人達が
生活していた土地に行くと
全身の血液が 
自然とざわざわしてきます。
もう会えるはずないのに
会えるような
会えているのに
気づけないような
不思議な何かを
いつも感じます。
Posted by にゃん太郎 at 2022年09月10日 15:07
土地は、そこに暮らした
何世代もの人たちの思いを
エネルギーのかたちで
受けとっているのでしょうね。

関わりのある人が来ると、
そのエネルギーが共鳴するのかも
しれません。

不思議と心惹かれる土地というのも、
何かしらエネルギー的な
つながりがある気がします。
Posted by Sachiko at 2022年09月10日 21:50
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