2021年03月13日

トルマリン

トルマリンは、熱や摩擦などで電気を帯びるため、和名では電気石と呼ばれる。

オーストリアの作家、アーダルベルト・シュティフターの「石さまざま」という短編集の中に「電気石」という作品がある。
この短編集の石の名前は象徴的なもので、直接石にまつわる話が書かれているわけではない。

いちばん知られているのは「水晶」という美しい短編で、単独で岩波文庫から出ている(絶版になっていなければ)。
これは真冬の雪山の話なので、クリスマスの季節にまた持ち出してくることにしよう。


「宝石と四季のお祭り」(小林直生著)という本によれば、トルマリンは春(復活祭)の石だそうだ。

トルマリンは色のバリエーションがとても多い。
いろいろな元素を自らの内に取り入れ、それぞれの元素の性質を、美しい色彩という最高の姿で表現することができるのだという。

多様な色彩を人間の魂の象徴とすると、トルマリンという物質体は、魂の完全な表現となった姿だということになる。
完全な魂の犠牲によって物質界が霊化し変容する....
そのようにキリストの復活を象徴するのがトルマリンの輝きなのだそうだ。


地球自然界というとき、いきなり岩石や鉱石を連想する人は少ないかもしれない。

フィンドホーンの創設者のひとりであるドロシー・マクレーンが石のディーバにコンタクトを試みた時、偉大な宇宙的存在が現われたという話がある。

そのように、物言わぬ静かな石たちは、偉大な霊性を宇宙に置いて、つつましい姿で地上に在る。
けれど石の背後にある霊性を意識するなら、地球そのものがまったく違う姿で立ち現れるのを見ることになる。

その新しい地球のもとでは、地球の一部である人間もまた、本来の姿を思い出せるだろうか。


ところで本にはこんな話も載っていた。
シュタイナーが、よく転ぶ子どもにはトルマリンのペンダントを身に付けさせるとよいとアドバイスした、という話だ。

そうか、トルマリンはバランスをとるのにいいいのか....
というわけで、転びやすいわけではないけれど何かとバランスのわるい私は、春にはトルマリンのペンダントをつけているが、効果のほどはよくわからない。

これはウォーターメロントルマリン。
スイカのように、縁が緑色で中が赤い。

tourmaline.jpg
  
posted by Sachiko at 22:51 | Comment(2) | 自然
この記事へのコメント
Sachikoさんのトルマリン
キャンディーのようで
おいしそう!

緑とピンクは
春の訪れを
連想しますね。

石は
わたしたちと宇宙を
つないでくれる存在
なのでしょうね。
凡庸ゆえ
なかなかその実感を
もつことが
難しいのですが・・。


Posted by しゅてるん at 2021年03月14日 08:30
「石コ賢さん」と呼ばれた宮澤賢治は、
石の持つ宇宙的な力を
はっきりと感じていたのでしょうね。
作品の中にも、たくさんの
石の名前が登場しますね。
Posted by Sachiko at 2021年03月14日 21:56
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