「TWELVE HOLY NIGHTS ― A Contemplative Guide」(Adriana Koulias)より。
聖十二夜の四日目は、翌年の4月に対応する。
星座はいて座。
--------------------
いて座の領域を統べるのは、権天使(Archai)です。
半人半獣の射手の姿は、人間における二つの相反する極、人間と動物、高次の人間と低次の人間が、見えるかたちで表わされています。
子どもの中で、水平(這う段階)の力は、直立して歩行する段階によって克服され、それは動物的性質に対する人間の性質の勝利を意味します。
直立姿勢は感覚器官と関連しています。
人間の12の感覚(言語感覚、思考感覚、自我感覚、触覚、生命感覚、運動感覚、平衡感覚 嗅覚、味覚、視覚、熱感覚、聴覚)の基礎は、黄道十二宮から続く宇宙的流れによって太古に確立され、人間は自我を持った存在になって肉体を直立させました。
聖なる夜の四日目に、いて座の領域を見上げることで、キリストの最初の犠牲の領域と権天使との宇宙的なつながりを見ることができます。
被造物の中で人間は、“自由意志”を持つ唯一の存在です。
人間は動物的な肉体に繋ぎとめられることなく、自らの努力によって霊性への道を自由に見出すことができるのです。
--------------------
人間の脊椎が直立することによって、感覚器官が発達したのだという。
神話のケンタウロス族は、古代の人々の霊視によって、人間のある状態が描かれたものだったのだ。
人間は自由意志によって、上にも下にも向かうことができる。
そのため、動物は動物以下になることはないが、人間は動物以下にもなり得る。
“人間であること”は確定していない。
下降する可能性をも含む「自由」。自動人形のようにではなく自由意志によって、人間は高次の世界に立ち返ることを期待されている。
この自由が尊い。
2020年12月28日
第四夜 --- 12月28日
posted by Sachiko at 06:00
| Comment(2)
| クリスマス
ジャンクな
ことがらや
ものにあふれていて
しっかりと
感覚することが
難しい時代。
からだとこころで
たっぷりと
感覚したいものです。
わからなくなっている現代社会。
感覚全開ですべてを味わいたいですね♪