
妖精は釣鐘型の花が好きだと言われている。
文字通り“釣鐘”の名を持つカンパニュラはその代表格で、妖精にはカンパニュラのかたちの帽子をかぶせたくなるのだ。
300種類ほどもあり、さらに毎年新しい園芸種が作りだされているカンパニュラの中でも、カンパニュラ・パーシフォリアは目にすることが多い。
日本のキキョウは楚々とした秋のイメージだが、カンパニュラの多くは初夏に咲く。
宮澤賢治はカンパニュラの花が好きだったという話がある。
思えば『銀河鉄道の夜』のカムパネルラの名はカンパニュラそのものだ。
宮澤賢治の童話にはリンドウの花もよく出てくる。
キキョウと同じく秋に咲く紫系の花で、花が開いた姿はキキョウに似ているけれど、こちらはリンドウ科だ。
どちらも中に小さなものが棲んでいそうな姿をしていて、秋の花に棲む日本の妖精は、小さくはかなげに透きとおっている気がする。
今年の6月も梅雨のようで花の時期が揃わず、バラとラベンダーが少し遅れて、デルフィニウムが先に咲いてしまった。
繁殖力旺盛なカンパニュラ・パーシフォリアは元気で、種があちこちに飛んで今年も思いがけないところに咲いている。
【庭の最新記事】
チューリップが
花壇以外の
思わぬところに
一輪だけ咲いている
ことがあります。
いったいどういうことなのか
謎です。
球根が地中で
移動しているのか???
それはもう1年育てて大きくならないと花を咲かせません。
球根を掘り起こした時に子球がどこかに落ちたり、
植えていた場所の土を掘り返した時に、埋まっていた子球が
表面に出てきて、それが風で転がっていくことがあります。
子球は移動した先で大きくなって花を咲かせます。
我が家でも、よく思いがけないところでチューリップが咲きます(^-^)
ありがとうございま〜す!
謎が解けて
すっきりしました〜^^v