2020年05月09日

5月のちいさな鈴

すずらんのドイツ名は Maiglöckchen(5月の小さな鈴)という。何とも可愛らしい名前だ。

一般に花屋さんで売られているのはドイツスズランで、野生のものより少し大きい。庭の片隅に植えていたものはいつの間にか消えてしまったけれど...

小さな白い花は他の花とも調和しそうに見えるが、意外に庭の中で浮いてしまう、小さいながら個性の強い花だ。
たしかに、あまり花に詳しくない人でもすずらんはすぐわかると思う。

子どもの頃、田舎の親戚を訪ねたとき、近くの森ですずらんをたくさん摘んだことがある。

すずらんには全草にかなり強い毒性があることを知ったのはずっと後のことだ。葉っぱがギョウジャニンニクの葉に似ているので、間違って食べて中毒を起こしたという話がたまにニュースになる。

子どもがすずらんを触った手を口に入れたり、花粉が口に入っても危険らしい。
当時私がすずらんの花束に頬を寄せている写真が残っている。
親戚も毒のことは知らなかったのだろう。よく無事だったものだ....

その毒性のため、すずらんの群生地で眠るとそのまま死んでしまうという話を聞いたことがあるが、これは確かな話なのかどうかわからない。
北海道の各地にあった自然の群生地は、他の山野草同様、乱獲のせいでほとんど姿を消してしまった。

メンデルスゾーンの「すずらんと小さな花( Maiglöckchen und die Blümelein)」という歌曲がある。これも好きな歌だ。


  
posted by Sachiko at 22:22 | Comment(2) | 北海道
この記事へのコメント
こどものころ、
すずらんの香水
というのがあったような・・。
たぶん、まがいものだったろう
と思うのですが、
こどもの心には
あこがれを感じました。

シラネアオイ
ヒトリシズカ
咲いています。
Posted by しゅてるん at 2020年05月10日 08:18
すずらん香水は北海道みやげの定番でしたね、
今でもあるのかな....
中学生の頃、友達からもらったことがあります。

楚々とした山野草は、どこか別次元の存在のようです。
(ヒトリシズカの花は、ニョロニョロに似て見えてしまうのだけど...(~_~;)
Posted by Sachiko at 2020年05月10日 21:27
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