2020年04月23日

エンドウ豆の種まき

冷蔵庫の中に5、6年前の古いエンドウ豆の種が10粒ほど残っていた。
もう発芽しないかもしれないと思ったけれど、試しに蒔いてみたら、今のところ8個が芽を出している。
(容器は卵のパック。このまま植えれば土に還るはず...)

greenpea.jpg

種の袋には発芽率85%と書かれていたので、古い種でもかなりの率で発芽している。
大豆などは、気温が30℃を超えると発芽力を失うらしく、やはり種は冷蔵庫で保管するのがいい。


アンデルセンの「エンドウ豆の上に寝たお姫様」という、ごく短いお話がある。
ほんとうのお姫様をお妃に迎えたいと願っている王子のところに、自分はほんとうのお姫様だ、という娘がやってくる。

王子の母親であるお妃は、ベッドの上に一粒のエンドウ豆を置き、その上に敷布団を20枚重ね、さらに羽根布団を20枚重ねて、お姫さまをその上に寝かせた。

翌朝、寝心地をきかれたお姫さまはこう答える。
「一晩中、まんじりともしませんでしたわ。なんだか堅いものの上に寝たものですから、からだじゅう、あとがついてしまいました。」
それで、こんなに感じのこまかい人はほんとうのお姫様にちがいないということがわかり、王子はお姫さまをお妃に迎えた。


これによく似た話が、「エンドウ豆の試験」というタイトルで岩波文庫のグリム童話集の中に入っているが、グリム童話の通し番号であるKHM番号がついていない。
初めは伝承だと思って童話集に入れたところ、後にアンデルセンの創作だとわかり、次の版からは削除されたということだ。
グリム兄弟とアンデルセンは、ほぼ同時代の人なのだと思うとあらためて不思議な気がする。


種まきしたエンドウ豆は、もう少し大きくなったら地植えしようと思っている。今週は気温が低く、今日は雪がちらついていた。
採りたてのエンドウ豆で豆ごはんを作れるといいな、と思う。

野菜を種から育てて日々変化を観察していると、命を共有するものの不思議な感覚に包まれる。
種というものはほんとうに驚異だ。
  
posted by Sachiko at 21:56 | Comment(0) | 暮らし
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