2020年04月21日

火の小人

『ZWERGE, GNOME UND FANTOME』(アニー・ヘルディング著)より。

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火の小人の外観を言い表すのは難しく、常に動いていて、その色を変え続けています。
火のように赤いかと思えば緑がかった黄色になり、また白っぽい灰色になったりします。

頭には炎の帽子を被っているように見えますが、炎が噴き出しているように見えるのは髪かもしれません。

彼は火花から大きな火まで、自分の大きさを変えることができます。ほとんど目立たないほどにくすぶっているときも、いつも燃え上がる時を待っています。

彼は火の一部になることができ、音を立てて踊る炎のように、火の中に座っています。

小人はふつう、中世の靴のように、つま先の尖った靴を履いています。
山岳地帯で鉱山労働者を助けている小人は、山岳靴を履いています。コバルトという鉱物の名はコーボルトにちなんでいて、それはコーボルトからもらったのだと伝えられています。

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小人や妖精は先のとがった靴を履いているというイメージは、そのように描かれていることが多いからだと思っていたけれど、この本に書かれているように、見える人には実際にそのように見えるらしい。

ウルスラ・ブルクハルトの本では、ドワーフのとんがり帽子はオーラの表現だと書かれていたが、尖った靴もそのようなものなのだろう。

人間が履く先の尖った靴は、小人の靴が元になっていたのかもしれないと思う。中世にはまだ妖精や小人を知覚する人々が多くいたはずだから。

人間が独自に作り出したと思われているものの中には、実は妖精や小人の世界からもたらされたイメージの写しであるものも多かったのではないだろうか。

火の小人は、絵も載っている。

feuerzwerg.jpg
  
posted by Sachiko at 22:56 | Comment(0) | 妖精
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