2020年03月08日

アニー・ヘルディング

以前、「ヨドカス」(2019.10.7)や「ミツバチの思い出」(2019.10.13)などの記事で紹介したアニー・ヘルディングの本、『ZWERGE, GNOME UND FANTOME』

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この本はアマゾンでも取り扱いがなく、手に入れるのは無理だと思っていたけれど、大抵の古書は見つかるというAbebooksのマーケットプレイスで見つけて、ドイツの古書店から送ってもらった。

アニー・ヘルディング(1903―1988)についての紹介文によれば、彼女は子供の頃から自然界に関する霊視力があり、やがて知覚したものを言葉や絵で表現するようになった。

この本の初版は1979年で、当時はメディアにも多く取り上げられ、広く知られるようになったという。
没後20年を経て、彼女の作品は再び注目されて出版に至った(この本は2009年版)。

アニー・ヘルディングは、彼女の作品は見えない世界を見える色と形で表わすための不完全な試みだと言っていた。

彼女の作品の自然霊が、衣服や帽子など、物理的なかたちで詳細に描かれていることについては、地の精(ドワーフやノーム)の仲間は色や形や動きによって物質界を模倣することが多く、瞬間ごとに様々な変化に富んだ色や形で現れるため、描かれた像はそうした一瞬をとらえたものにすぎない、と言っている。

自然霊を描いた人では、以前紹介したスラミス・ヴュルフィンクも同年代(1901―1976)で、ウルスラ・ブルクハルトは1930年生まれと、20世紀前半の西欧において、生まれつきの霊視力とそれを描写する力を持った女性たちがいたことは興味深い。

この本の中では、様々な場所での自然霊との出会いが、多くの絵とともに書かれている。
手元にこの種の本が増えすぎてしまったが、これもまた少しずつ紹介していこうと思う。
  
posted by Sachiko at 22:44 | Comment(0) | 妖精
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