2020年01月12日

根っこ小人の冬の歌

ウルスラ・ブルクハルト「Elementarwesen - Bild und Wirklichkeit(元素霊 ― イメージと現実)」より。

------------------------

 根っこ小人の冬の歌(Winterlied der Wurzelmännchen)

 太陽のはたらきのもと
 ひそやかに そっと
 大地の下にはもう
 あたらしい春のすがたが

 我らはゆるやかに
 拡げ 解きはなち
 芽吹きの時をととのえ
 まことの音色に聴き入る

 星々の響きとともに
 我らがかたち作る力は
 正しい道をもたらす
 神の永遠の玉座から

------------------------

ウルスラ・ブルクハルトの「元素霊―イメージと現実」の各章のあいだには短い詩が挿まれている。これはそのひとつ。

「根っこ」は北海道弁かも知れないと思ったけれど、このほうが「根小人」より語呂がいいので....

根を司るのはノームの仲間たちだ。
何もかも眠ってしまったような冬のあいだも、大地の下では次の春が用意されている。

寒冷地では、冬に地上部が枯れてしまい、根だけになって越冬する植物が多い。そうして幾つもの冬を超えて生き続ける。
種を更新する前に雪が降ってしまったり、積雪によって春の発芽が遅れるような地域では効率的な方法だ。

深く積もった雪と、空には煌めく冬の星々。その下でそっと働いている根のノームたちに思いを馳せたかったのだが、今年の大地は眠りが浅い....
  
posted by Sachiko at 22:27 | Comment(2) | ウルスラ・ブルクハルト
この記事へのコメント
根っこが大事。
見えないところが肝心。

しかし
ほんとに降りませんね〜。
こうなったら
雪乞いですね。
(どうやって?)

Posted by しゅてるん at 2020年01月14日 10:28
この雪不足、冬のノームたちはどうしているのか...
各地のスキー場では雪乞いをやっているらしいです。
雨乞いと同じように、神主さんを呼ぶのでしょうか。
Posted by Sachiko at 2020年01月14日 21:25
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]