2019年10月27日

ガマの穂事件

「植物と叡智の守り人」(ロビン・ウォール・キマラー著)に、ガマを使い尽くす話が載っている。

沼地のガマの地下茎は、デンプン質が多く食用になるそうだ。レンコンのような感じだろうか。茎の髄の部分はキュウリのような味で、雄花の花粉も雌花の子房も食用になる

ガマの葉の繊維からは、糸や紐を作ることができる。織物にするほど細い糸も作れるという。

-----------

さて、事件は.....
ずいぶん前のことだが、近所で行なわれていた森林局のイベントで売られていたガマの穂を2、3本買ってきて飾り用に吊るしておいた。

しばらく経ったある時、玄関の中に得体のしれない綿状のものが一面に散乱しているのを見つけた。

な、なんだこれは!?こんなものが、いったいどこから現れたのか、全く見当がつかない。犬がクッションやマットレスをかじったわけではない。犬を飼っていないからだ。

「何、何、何???」と頭がフリーズした状態でふと見ると、壁に吊るしたガマの穂が破裂して、綿状の物がはみ出している。これか、犯人は!
ガマの穂がこんなふうになるものだとは知らなかった。こうやって種を飛ばすのか.....

----------

『・・・雌花のひとつひとつは成熟すると綿毛がくっついた種子になり、茎の先端にきれいな茶色のソーセージが突き刺さったおなじみのガマの姿になる。この季節、冬の間の風にさらされたガマの雌花は精製綿のような塊になっている。』

特徴のある形の茶色のガマの穂は、この状態のものだったのだ。実際にこの綿毛は枕などの詰め物にすることができ、吸水性のあるその綿は、赤ん坊のおむつや断熱材にもなったという。
先住民たちにとって、ガマは使い尽くすことができる植物だったのだ。

ガマの穂爆発事件は語り草にされ、道端にガマが生えている場所を通ると私はいまだにからかわれることとなった....
  
posted by Sachiko at 22:34 | Comment(2) | 自然
この記事へのコメント
ガマの穂も
爆発するのですね(笑)

藤の鞘はまだ緑色。
どんなふうに
あのシックなグレーに変色して
いくのか・・
楽しみです。
でも今年は鞘を採集しません。
なにせ爆発物ですから!
Posted by しゅてるん at 2019年10月30日 07:46
以来、二度とガマは家に持ち込みません(-_-;
フジの爆発事件もありましたね(笑)
爆発する植物はけっこう多いようです。
要注意!
Posted by Sachiko at 2019年10月30日 22:02
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]