2019年10月04日

メープルシロップの話

季節外れの夏日も終わり、この週末からは一気に気温が下がるようで、本格的に紅葉も進むだろう。ようやく本来の秋がやってきた。

「植物と叡智の守り人」(ロビン・ウォール・キマラー著)の中に、伝統的な方法でシュガーメープルの樹液を採取する話が載っている。(樹液の採取は冬の終わりで、これも季節外れの話なのだが...)

大量の樹液を、夜通し煮詰めて煮詰めて、わずかなシロップができる。火が燃えさしになってしまい、朝、ポリタンクの中の樹液が凍っていた。

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・・・私はふと、私たちの祖先がどうやってメープルシュガーを作ったか、以前聞いた話を思い出す。表面の氷は水だけなのだ。
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人々は毎朝氷を取り除き、桶に残った砂糖水はそのたびに濃くなった。濃縮されてから煮詰めれば、ずっと少ないエネルギーで砂糖ができる。
凍りつくような夜の寒さがたくさんの薪の代わりをしたのだ。

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寒さが薪の代わりをする....
このことから、オホーツクの流氷でオンザロックを作る話を思い出した。
海水から真水を取るには、加熱して出た蒸気を冷やして水にするが、表面を凍らせて水だけを取ることもできるわけだ。

ほぼ水だけが凍るといっても100%ではなく、実際には流氷には薄い塩味がついていて、他のミネラル分も抜けきらず、味はまずいらしい...
樹液の上に張る氷も、ほんのわずか甘いのかもしれない。

私はプリンを作るときには、カラメルを使わずメープルシロップをかける。これがいつからか定番になった。
カエデ属の紅葉は美しい。北海道に多く自生するイタヤカエデからも、メープルシロップを採ることができるそうだ。
  
posted by Sachiko at 22:08 | Comment(0) | 季節・行事
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