2019年04月27日

ドワーフの仲間たち

ウルスラ・ブルクハルト「Karlik−Encounters with Elemental Beings」から。

ノームの領域には、多種多様な存在たちがいる。
種族全体に名前を与えるとりわけ賢いノームには威厳があり、人間がノームに分類している、たえず悪戯を仕掛けるゴブリンなどとは違っている。

ドワーフは、岩石や植物や金属の領域に棲む。彼らは賢明ではあるが、危険なほど利巧すぎて、しばしばゴブリンのような悪ふざけをして遊ぶ。

ドワーフは特に人間と友だちになりたがるので、おとぎ話にも描かれやすくなっている。ドワーフは、彼らのオーラを表わすとんがり帽子によって見分けられる。

ドワーフ族にも、森の小人、山の小人、家の小人など、多くの種類があり、それぞれ違った風景の中に、特定の種類のドワーフがいる。
小さな根の精は、根を司る自然霊であり、本来のノームとは別種である。(植物の種類によって、大きいのも小さいのもいる)

さらに、土の工匠と呼べるような地の小人がいる。ミミズの親しい友として、土を軟らかくしたり硬くしたり、大地で巧みに作業する。ノームの指導者たちは、大地の叡智をもって、土の工匠たちとともに働く。

彼らのような存在が性別に分けられるかという問いについては、もちろん分けられない。
人間が彼らを絵画的に擬人化して表現するなら、より力強い存在は男性的に見え、より穏やかな存在は女性的に見えると言うことができる。


自然霊たちの仲間は、思った以上に種類が多く、夥しい数の群れがいるようだ。
そして、地方によって違う名前を持つ少しずつ違った種類の小人たちがいたり、おとぎ話では必ずとんがり帽子をかぶった姿で描かれていることの裏付けも、ここに知ることができる。

軟らかいミミズが硬い土の中を自在に動き回れるのはノームたちが働いているからだという話や、大勢の自然霊たちを率いるリーダー的な役割をする存在がいるという話は、シュタイナーの妖精論の中にもあった。

この章は楽しい。妖精たち小人たちについて、いわゆるフォークロアとしての研究例は幾つかあるが、ウルスラ・ブルクハルトの場合は、彼女自身の体験として書いているので、彼らはいっそう生き生きとした実在に感じられる。
単に民俗学的な事例として扱ったら、カルリクは怒りだすだろう。
  
posted by Sachiko at 21:20 | Comment(2) | ウルスラ・ブルクハルト
この記事へのコメント
思わず顔がほころぶ
記事ですね^^

ドワーフは
人間嫌いなのかと
思っていました。

ラスカルガイブ!
(でしたよね)
って
いつか口にして
みたいものです。

Posted by しゅてるん at 2019年04月28日 07:43
“一瞬通り過ぎる妖精の大群”でしたっけ。
自然界はそのようなもので満ちているのかもしれませんね^^
Posted by Sachiko at 2019年04月28日 21:51
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