2019年04月22日

ルパンの故郷

以前「廃駅」という記事(3月16日付)で紹介した根室本線のうち、釧路−根室間は花咲線と呼ばれる。ここも存続危機路線だ。

先日亡くなった、ルパン三世の作者モンキー・パンチ氏の出身地である浜中町は、この路線にある。近隣の他の町同様、人口数千人の小さな町だ。

かなり前、ルパンではなく他の作品だったような気がするが、このあたりの海辺の景色が出てきて、そこに登場した女子高生が霧多布(きりたっぷ)高校の生徒という設定だった。

その時は、霧多布にそんな高校あったかな?まあ創作だろう、などと思ったのだが、先日のニュースで、高校は実在し、しかも氏の母校だと知った(失礼しました)。

この地域は文字通り霧が多く、夏でも気温が上がらない。平らで何もないが海岸線は美しく、どこか日本離れしても見えるだろう。ジブリの「思い出のマーニー」の舞台も釧路湿原から霧多布岬あたりだ。

「ルパン三世」の、あの日本離れしたキレのいいセンスの持ち主の原風景がここだというのは、不思議でもあり、同時にわかる気もする。

ちなみに私は石川五ェ門が好きで、原作本のほうでお気に入りのエピソードがある。
何かの事件でルパンと次元が「時間はあとどのくらいあるんだ!?」と焦っている時、五ェ門がおもむろに懐から小さな日時計を取り出し、「俺の日時計ではあと15分...」などと言って「今どき日時計なんか流行るかっ!」と一喝されるのだ。あのアナクロニズム(>▽<)♪

珍しく五ェ門が主人公だった「ロシアより愛をこめて」では、ロシアの寒村の人々の言葉が北海道弁だった(>▽<)♪

実は私はごく幼い頃、この花咲線沿線の某所に短いあいだ住んでいた。ほとんど断片的な、かすかな記憶しかないけれど、白っぽくてあまり色彩のない景色のイメージが浮かぶ。

地味な風景の中を色鮮やかなルパントレインが走る様子は、奇妙な夢の中の光景にも見えそうだ。
   
posted by Sachiko at 21:13 | Comment(2) | 北海道
この記事へのコメント
Sachikoさん

ルパン。

ルパン

霧多布。

どちらも
意外な組み合わせ!

わたしは
次元が好きでした♪
Posted by しゅてるん at 2019年04月23日 07:19
次元派でしたか^^
霧多布を画像検索してみたらルパンが出てきました。
ルパンはどこにでも出没しそうですね。
Posted by Sachiko at 2019年04月23日 21:40
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