2019年04月06日

蕗の話

裏のふきのとうはすっかり大きくなってしまった。
「ふきのとう」は英語でなんというのか調べてみたが、ぴったりしたのが一語では出てこない。

Butterbur Sprout とか、butterbur scape とか、butterbur shootとか...

でもこれでは、ちょうど食べごろのあの状態を指すものかどうかわからない。蕗そのものが、あまりメジャーではないか、そもそも食べないのだろう...と調べてみたら、蕗は日本原産だった。

蕗の近縁種はヨーロッパにもあるようだ。
蕗の大きな葉っぱや長い葉柄は絵になりやすいのか、妖精が出てくる絵本にはよく登場している。

アンジェリカとかルバーブとか、見た目が蕗に似ているものもあるが、これらはそれぞれ科が違う。
蕗はキク科、アンジェリカはセリ科、ルバーブはタデ科だ。

何でも、それそのものを一語で表す言葉を持っているのが日本語の多彩さだと思う。ふきのとうも、“蕗、の、薹”ではなく、一語で「ふきのとう」なのだ。

蕗は butterbur か....
ん?バタバー....聞いたことがある、懐かしい響きだ。

「指輪物語」の最初のほうに出てくる、粥村の宿屋「踊る仔馬亭」のおやじ、バーリマン・バタバー氏!

粥村の人たちは植物的な名前を持っているようで、ここに(バタバーさえ、いうまでもなく蕗のこと)と書かれている。
このバタバー氏の宿屋でフロドたちは、野伏の姿をしたアラゴルンに最初に会ったのだった。

話が飛んでしまったが、蕗のかたちは何とも魅力的で、たくさん生い茂った葉の下には、やはり何ものかがひそんでいるような気がする。

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<ふきのとうの頃> https://fairyhillart.net

fukifairy.jpg
 
posted by Sachiko at 21:35 | Comment(2) | 自然
この記事へのコメント
リスは
栗鼠

り・す
という響きも
リスらしくて
いいなぁ

昨日ぼんやり
思っていた
ことです。

ふきのとう

これ以外の音
では表せないような
気がするほど
ぴったり!

バタバー氏。
よく覚えていましたね。
わたしは
”踊る仔馬亭”が
印象深いです。
”粥村”という
のもなかなか。

「ふきのとうの頃」
春の大気は
こんなふうに
薄緑に輝いているなぁ
確かに。
Posted by しゅてるん at 2019年04月07日 07:45
英語は、〇〇の□□とか、〇〇と□□、などの表現になるのが
もどかしい(bread and butterとか)
ドイツ語は、単語を直接くっつけてつなげることができますね。

”踊る仔馬亭”で野伏の馳夫さんが登場したあたりから、
一気に物語に引き込まれていったのを思い出します^^
Posted by Sachiko at 2019年04月07日 22:36
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