
これは私が学生の頃、遠くに住んでいた友達が誕生日に送ってくれたものだ。
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大きな森の向こうの草はらに住んでいる小人たちのお話。
ある晴れた日曜日、みんなは車(馬車ならぬバッタ車)で、草はらのむこうに住んでいる親戚のところへ出かけることにしました。
むこうのみんなは、ちょうど結婚祝いをしているところにやってきたお客に大喜び。楽しいダンスが始まりました。年寄り小人たちはテーブルに集まって昔話を楽しみます。
家に帰ると問題が起こっていました。家のバッタがお隣の屋根を食い荒らし、お隣さんはかんかんになっていたのです。
双方の小人たちは、バッタに乗って騎士のように戦い始めます。
やがてお月さまが昇ってきて話しはじめました。そしてけんかをする者は見たくないと、雲に隠れてしまったのです。
小人たちは悲しく、恥ずかしくなり、仲直りをすることにしました。
するとまた、お月さまがにっこり笑って顔を出しました。
小人たちはバッタに乗って、いっしょに家に帰りました。ふたりが眠ると、美しい夢がやってきました....
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エルンスト・クライドルフは、1863年スイス生まれ。アルプスの花や虫を愛した人だったという。
この物語に出てくるのは、森と草はら、小人たちとバッタ、日の光、泉の水、ハープの音、さくらんぼとコケモモ、お月さま、香りのいい花、白い蛾、草の露、草屋根の家、美しい夢、そして、泉から流れ出す銀色の水で遊ぶちいさな天使たち.....
これだけのものがあれば幸せに暮らせそうな気がする、古い時代のやさしい物語♪
ですね。
わたしたちを
ほんとうに幸せにしてくれるもの
は、けしておかねでは
買えないものばかり。
ところで
小人さんの大きさって
この画像によれば
小指の爪ほどでしょうかね?
小鬼は
にぎりこぶしほど
ムーミンは
電話帳くらいらしい・・。
なぜか
こういう存在たちの
大きさがいつも
気になる
のです(笑)
中の絵を見ると、小人さんの身長は
さくらんぼ3個分くらいのようです^^