2021年01月03日

第十夜 --- 1月3日

「TWELVE HOLY NIGHTS ― A Contemplative Guide」(Adriana Koulias)より。

聖十二夜の十日目は、翌年の10月に対応する。
星座はふたご座。

--------------------

ふたご座の領域は、キリスト教の秘教で「熾天使(Seraphim)」、または「愛の霊」として知られる存在と結びついています。
この位階は、霊的な愛の力と、犠牲への意志を促す愛の担い手であることからこの名を与えられています。

ギリシャ神話の、双子のカストールとポルックスの話は、そのような愛の表現であり、ひとりはもうひとりのために彼の不死性を犠牲に捧げることを厭いませんでした。

究極のところ、この犠牲的な愛の根源は、地球進化のために黄道十二宮を越えて天界から降り、以来、すべての中の最高の犠牲によって自身を常に人類と結びつけてきたキリスト自身の存在です。

キリストはその不死性を犠牲にすることを厭わなかった神でした。
彼は死によって、地球進化に血の繋がりに基づかない愛をもたらしたのです。

コミュニティに対する、また、人間相互と社会生活に対する愛の衝動は、ふたご座の領域から生じます。

セラフィムは、宇宙空間を超えた惑星同士の愛情深いコミュニケーションを確立することに責任を担っています。

地球進化期の終わりにこの犠牲的な愛は、新しい宇宙---自由と愛の十番目の位階となるであろう人類(この第十夜と繋がっている)によって創りあげられた愛の宇宙への霊感となるでしょう。

第十夜にふたご座の領域を見上げると、愛の霊セラフィムとのつながりを見ることができます。

この時代、互いに強い絆で結びついた人々が、ハートの思いの中で、すべての人のために命を犠牲にしたキリストの霊を意識するなら、カストールとポルックスが高い犠牲的な愛のイメージを表わしているのを知ることができるでしょう。

--------------------

ギリシャ神話ではこのような話だ(※幾つかのバリエーションがある)。
ゼウスとレダのあいだに生まれた双子のカストールとポルックスは、何をするにもいっしょで仲がよかった。ポルックスは不死性を持っていた。

二人はアルゴー船での遠征から戻った後、ある戦争に赴いたが、そこでカストールが殺されてしまう。

深く悲しんだポルックスは、自分を身代わりにしてくれるようにとゼウスに祈った。そこでゼウスは、兄弟が一日ごとに交代で天と地上で暮らすようにした。
また、その兄弟愛を称えられ、星のあいだに列せられたとも言われる。

古い時代の人間は、同じ血を持つ同族だから、愛する。それ以外の、血によらない愛というものを考えられなかったという。
少なくとも現代では、民族を超えた「人類」という共通意識を持てるようになった。


聖十二夜の旅は、第一夜の人間界から始まり、天使の階層を昇ってきた。
セラフィム--愛の霊が、天使の九位階の一番上にいる。
地球進化の終わりには、人間が十番目の位階に加えられる....何と壮大な旅だろう。

現代の様相からは想像がつかないように思えても、宇宙には、地球がやがて愛の星になるという壮大な計画が描かれているらしい。

人間がその出自を忘れてしまっているとしても、星々は忘れていない。
人間が星の領域を見上げるときには、思い出す力が送られて来ていると、十二夜の旅は感じさせてくれる。
  
posted by Sachiko at 06:00 | Comment(0) | クリスマス