2020年09月14日

アナム・カラ

「アナム・カラ  ケルトの知恵」(ジョン・オドノヒュウ)

オドノヒュウ(O'Donohue)というアイルランド名に惹かれて、ケルト文化についての本はやはりアイルランド人によって書かれたものがいいだろうと思い、手にしてみた。

「アナム」はゲール語で魂、「カラ」は友人を意味するそうで、「アナム・カラ」は魂の友だ。

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創造力豊かなケルト人は円環に深く傾倒した。彼らの認識する世界では、人間の経験と、自然と、神の御稜威(みいつ)が相関的に調和して一つの円環をなしている。(プロローグより)

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近年日本でもケルトブームが起きていたが、文献が少ない。
現代のアイルランド人は、直接ケルト民族の血を引いているとは限らないけれど、少なくとも文化の土壌がそこにはあるはずだ。

それにしても、調和した円環を生きる民族はなぜいつも滅ぼされてしまうのだろう。
言葉は民族の魂そのものだから、支配者はまず言葉を奪う。
そうしてゲール語も消滅危機言語になった。


読み進めたいけれど、難はこの翻訳で、古風なだけでなく難読漢字が次々と...(一応カナを振ってある)、しかも意味は前後の文から推測するしかない。

こんなのを理解する人はいるのだろうか...
咫尺、陋巷、容喙、窈瞑、逼塞、固陋、鬼哭啾啾.....

これはごくごく一部である。難読漢字表にも載っていないものが多くてここに書くことができない(>_<)
到底普通の辞書には載っていないが、広辞苑を買う気にもならない。広辞苑になら載っているという保証もない。

それに、広辞苑を引きながら翻訳本を読まなければならないのなら、いっそ原書で読んだほうがよくはないか?
英語版が、20音節もあるような難解な単語を並べて書かれているとは思えないし、きっともっと簡単なのだ。

というわけで英語版を注文してみたので、続きは届いてからにしよう...
  
posted by Sachiko at 22:04 | Comment(2) | 言の葉