2020年04月09日

迷路を歩く

今朝、あるところで見つけた言葉...

「迷路を歩くことは、世界をその正しい道に戻すことに役立つ」(Walking a labyrinth, helps to set the world back on its rightful path.)

フィンドホーンのある場所のことを思いだした。
正式名を忘れてしまったが、日本人のあいだでは、通称「ぐるぐる山」と呼ばれていた。

クルーニー館の裏手の道をしばらく行ったところに、小さな丘がある。
そこには螺旋状に小道がつけられていて、頂上までぐるぐると歩きながら登るのだ。

私はもっと大きな丘を想像していたので、最初は小道を横切ってまっすぐ登ってしまい、ぐるぐる山はどこにあるんだろう?と思っていたら、立っていた場所が頂上だった。
確かに、そこには石を並べて作ったそれらしき印が幾つかあった。

フィンドホーンで冬に行われるスパイラルウォークも、針葉樹の枝で螺旋形に作った道を歩き、キャンドルに火をともして瞑想するお祭りだ。

普段、人は道をまっすぐ歩き、ぐるぐる回ることはない。
ぐるぐると歩くことで、意識されない深みに触れるような、通常とは違う次元に移される。

河合隼雄の本だったか、こんな話を読んだことがある。
ある精神疾患を患った男性が、迷路のような町で迷子になって一晩中歩き回り、朝になって出てきたときには治っていた、という話だ。

世界に時々降りかかる災難は、人間を迷路の中に放り込み、そこを抜け出たときにそれまでとは違った価値にたどり着く可能性として現れるのではないか、という気もする。
  
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posted by Sachiko at 22:34 | Comment(2) | フィンドホーン