この組み合わせはほんとうに美しい。

前にも書いた気がすると思って探してみたら、今年のひなまつりで、あの時は明るくなりかけた夜明けの空だった。
このあと金星は、春にかけてかなりの高度まで上り、月齢3〜4の月と並んだ美しい姿を何度か見ることができる。
そして夏以降はまた明けの明星となって東の空に姿を現す。
太陽に近い内惑星から放射される明るく軽やかな気分は、それを表わす言葉が地上にはないように思える。
それはただ、若い神マーキュリーであり、優美なヴィーナスなのだ。
今年の空のイベントは、三日月と金星という特別に美しい組み合わせで終わる。