2019年12月17日

白という色

外は雨。クリスマスに雪がないかもしれない....(>_<)

地球の気温が上がり続けることで起きる物理的なダメージについては、多くの場で語られているのでここでは触れない。

温暖化の結果について私が危惧することは、「寒い国」がなくなってしまうことだ。
つまり「寒い国の人々」もいなくなってしまう。

ゲーテはその色彩論の中で、純粋な白は光の代わりであり、厳密には色彩とはいえないと言っている。
一面真っ白な雪と氷の世界・・・白は光の色であり、霊性の色だ。
真っ白い雪原を見るときの気分は、単に物質としての雪を見ているのではない。

自然霊たちが内界に退いて、小動物や植物も眠りに入る冬は、深い内側から宇宙の霊性が立ち現れる。

生命が外に向かって横溢する熱帯が、呼吸の一方の極ならば、必ずもう一方も必要なのだ。
鳥や昆虫、植物は、熱帯地方へ行くほど大型で色鮮やかになる。

北方では、野花は小さく楚々としている。昆虫も、ウスバシロチョウの仲間などは翅が薄く透きとおって、最小限の物質性だけを残して霊化していく途上のように見える。

地球には、雪に覆われた凍てつく冬が十分な長さで存在する地がどうしても必要だ。
...なのに、今年はまだ根雪にさえなっていない。

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「FIRST SNOW」 https://fairyhillart.net

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posted by Sachiko at 22:58 | Comment(0) | 自然