2019年12月31日

2019ジルベスター

2019年も最後の日になりました。
12聖夜も後半に入ります。

昨日の雨で雪がかなり融けてしまい、草が見えていました。今夜からは雪のようで、結局また最後には帳尻が合うということになるのかも...

この地味なブログを訪問してくださる方も地味に増えていて、どこで見つけてくださったのか....ありがとうございます。(ネタのほうは切れ気味ですが....^^;)

2020年については巷でいろいろな話が飛び交っているけれど、私のところに入ってくる話の共通項は、ハートがいちばん喜ぶ方向が道しるべ、ということです。
皆さまよいお年をお迎えください♪
  
posted by Sachiko at 16:29 | Comment(0) | 季節・行事
2019年12月29日

三日月と金星

宵の南西の空に、月齢3の月と金星が並んでいた。
この組み合わせはほんとうに美しい。

tsukikin.jpg

前にも書いた気がすると思って探してみたら、今年のひなまつりで、あの時は明るくなりかけた夜明けの空だった。

このあと金星は、春にかけてかなりの高度まで上り、月齢3〜4の月と並んだ美しい姿を何度か見ることができる。
そして夏以降はまた明けの明星となって東の空に姿を現す。

太陽に近い内惑星から放射される明るく軽やかな気分は、それを表わす言葉が地上にはないように思える。
それはただ、若い神マーキュリーであり、優美なヴィーナスなのだ。

今年の空のイベントは、三日月と金星という特別に美しい組み合わせで終わる。
  
posted by Sachiko at 21:50 | Comment(0) | 宇宙
2019年12月28日

オラフ・アステソンの夢の歌・2

クリスマスとエピファニーの間は、特別な夢を見たり、夢をよりよく思い出すことができる期間として昔から知られていた。

私はふだんはあまり夢を憶えていないし、印象的な夢を見ることもさほど多くないのだが....
以前、大晦日にとても不思議な夢を見たことがある。

八角形のテーブルがあり、それぞれの角に取っ手がついていた。
どこかの宗派の修道女が身に着けているような、大きな耳のようなものがついた被り物をかぶった8人の女性たちが、その取っ手を持ってテーブルをぐるぐると回していた。

テーブルには、見たこともない文字や記号、図形が描かれ、不思議な歌が流れていた。
忘れられた太古の文明のような、それともこの地球上のものではないような、奇妙な感じがした。

その後何か特別なことが起こったわけでもなく、あれは何だったのかわからない。


朝目覚めたときに夢を憶えていない場合でも、12夜の最後の日までに、少なくとも1つの特別な夢があると言われている。
やはり心して過ごさなければ....

とても長い歌の続きをもう少し。

 13日目まで目覚めることはなかった
 夜明けの太陽が現れるまで
 それから彼は馬に鞍をつけ
 朝の教会へと走らせた
 そうだ それはオラフ・アステソン
 長い眠りについていた者

 司祭は祭壇の前に立ち
 聖なる福音を説いていた
 オラフは戸口の外に座るあいだ
 彼の見た驚くべき夢を語った
 そうだ それはオラフ・アステソン
 長い眠りについていた者

 年老いた者も若い者も
 過ごした時を語る彼の
 真実の話を聞く
 夢に満ちた眠りと目覚めのことを
 そうだ それはオラフ・アステソン
 長い眠りについていた者
  
posted by Sachiko at 22:40 | Comment(0) | クリスマス
2019年12月26日

オラフ・アステソンの夢の歌

去年も書いたが、12聖夜は、翌年の12か月と対応している。
25日は翌年の1月、26日は2月...というふうに。
12聖夜の過ごし方は次の1年の予見になり、この期間に見る夢には注意をはらう必要がある。


古ノルウェー語で書かれた古い伝承による「オラフ・アステソンの夢の歌」は、19世紀半ばにノルウェー南部テレマルク地方の谷で、地元の語り部から聞いて書き留められたものだという。

オラフ・アステソンという若者が、クリスマスイブから13日間眠り続け、その間に見た夢の驚くべき内容が記されている。
彼は13日の眠りの中で死後の領域におもむき、死後の人間が受けなければならない苦悩のプロセスを見た。
長い詩なので、今日は少しだけ紹介する。

 ここへ来て耳を傾けよ 私の歌を聞け
 驚嘆すべき若者の歌を
 私はオラフ・アステソンを歌う
 幾多の日々を眠り続けた者 その真実の歌を
 そうだ それはオラフ・アステソン
 長い眠りについていた者

 クリスマスイブに彼は身を横たえ
 何も知らず長いあいだ眠った
 人々が教会に向かう13日目まで
 彼は目覚めなかった
 そうだ それはオラフ・アステソン
 長い眠りについていた者

 彼が横たわったのは聖なる夜
 見るもの聞くものが驚きだった
 そして13日目まで目覚めなかった
 眠たげな鳥どもがざわめき立つ時まで
 そうだ それはオラフ・アステソン
 長い眠りについていた者
 ・
 ・

シュタイナーは、ノルウェーのような辺境の地では、古い霊視能力が他の地域よりも後の時代まで残っていたと言っている。
オラフ・アステソンは人間存在の秘密の深淵を体験し、霊的に強められて、自分の責任を引きうける用意ができたと感じた。

このことはすべての人間に当てはまり、現代の人々にとっても、クリスマスとエピファニーの間の聖夜を特別な仕方で過ごすことで、新しい年をより意識的に迎えることができるという。

例えばテーマを決めてこの時期を過ごすことは、翌年1年間のテーマの雛型となる。
巷の喧噪から少し離れて、自分のテーマが次の1年間にどう展開していくのかを体験するために、12夜ノートを作ってみることも興味深い。

今日は新月で、部分日食もあった。今年の12夜にはやはり何か特別感がある。大切な時期でありながら、毎年結局お正月モードに飲み込まれてしまうので、自戒をこめて.....
  
posted by Sachiko at 22:27 | Comment(0) | クリスマス
2019年12月24日

12聖夜の過ごし方

クリスマスからエピファニーまでの12聖夜、これは13聖夜という呼び方もあり、正確にいつからいつまでなのか...と思っていたが、ある文献にこのような記述を見つけた。

クリスマス・イブが1で、25日のクリスマスの夜から1月6日のエピファニーの朝までが12夜。
1+12で、13...。そういうことだったのか。


少し不思議なこんな話がある。
古い時代、ヨーロッパ北部の国々では、この期間を「年の間」と呼ぶことがあった。
1か月は、新月から新月までの29日半と見なされていた。

29日半が12回で、354日。約365日の太陽年が終わるまでに12夜ある。
暦には一種の間隙があり、この間には元々日付がなかったという。
つまりクリスマスの後の12夜は、時間ではなく空間だったのだ。
古いルーン暦では、この期間は「年の間」とされていた。


時間が空間に変わる特別な期間....
マヤ暦にも「時間をはずした日」というものがあるが、古い叡智はそのような空間に、現代人には計り知れないどのようなものを見ていたのだろう。

2019〜2020年の12聖夜は特に重要だと感じるので、今年は、日本の年末年始は何かと慌ただしくて...などという言い訳はせずに心して過ごしたいと思う。


 きょうダビデの町で、あなたがたのために、
 救い主がお生まれになりました。
 この方こそ主キリストです。

 あなたがたは、布にくるまって飼葉おけに寝ておられる
 みどりごを見つけます。
 これが、あなたがたのためのしるしです。

 すると、たちまち、その御使いといっしょに、
 多くの天の軍勢が現われて、神を賛美して言った。

 「いと高き所に、栄光が、神にあるように。
 地の上に、平和が、
 御心にかなう人々にあるように。」

                 ルカ福音書 2.11-14
Merry Christmas♪♪♪
 
  
posted by Sachiko at 14:17 | Comment(2) | クリスマス