『Lord of the Elements』(Bastiaan Baan著)から。
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私たちの周りにあるエレメントの世界のどこでも、自然霊たちは役割を果たす。これらの存在は真空を嫌う。
彼らがその本来の場所を去らなければならない時は、その場所は他の存在で埋められる。
ルドルフ・シュタイナーはこの法則を次のように簡潔に要約している。
精神は物質なくして存在せず、
物質は精神なくして存在しない
空気は通常、優雅に踊っているエルフたちで満たされている。
アニー・ヘルディングは、自然の様子に変化が起きている場所で、エルフの群れを見た。
「彼らはぼんやりと透き通った幽霊のような姿に見えました。
そして通常そうであるように自信に満ちて楽しげに踊ってはいませんでした。
エルフたちはそこから去ろうとしていたのでしょうか。
彼らは私の前に浮かびながら周りを回って、私と一緒に、馬車道に沿って私が森を後にした場所まで漂いました。そして霧が消えるように、突然消えてしまいました。
彼らがどこへ行ったのか、私にはわかりません。」
ある種の場所の雰囲気は、混沌を創り出そうとする自然霊たちで満たされる。
混乱した雰囲気の家で、アニー・ヘルディングは、悪戯しようと機会を狙っている奇妙な妖精が空間を飛び回るのを見た。
「雰囲気」という言葉はまさに絶妙で、いつもながら言葉は人間よりも賢い。「雰」は文字通り、雨が分かれた細かい霧のようなもので、ある性質を持った「気」が霧のように取り巻いているのだ。
シュタイナーは、場所にもそれぞれのオーラがあると言っている。工場地帯のオーラ、都市のオーラなど。
自然に変化が起きたことでエルフたちが去った場所は、その後はどんな存在が棲むのだろう。
ここに書かれているように、混乱した雰囲気の場所では、奇妙な霊的存在が働きはじめるようだ。
雰囲気は計量・計算できず証明もできないけれど、それを感じ取る能力は、女性が圧倒的に高い。
あまりまじめに取られてこなかったその能力は、実はとても大事だったのではないだろうか。
2019年10月16日
雰囲気を創るもの
posted by Sachiko at 22:13
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