別名をコーンフラワーというのは、穀物畑によく生えていたからだとか。

白やピンクなどいろいろな色があるが、中でもやはりこの青は美しい。
昔からどこにでもあり、ほとんど雑草に近い花に思えるが、ドイツの国花はこのヤグルマギクだ。
学名はセントーレア(Centaurea)という。ケンタウロス(Centaurus)に由来する名前だ。
ケンタウロス族の中で、ケイローンと呼ばれるケンタウロスは、芸術や医術に優れた、賢く善良なケンタウロスだった。
このケイローンが負傷したときに、ヤグルマギクの花によって傷を癒した。
屈強なケンタウロスと小さなヤグルマギクの花がどこでつながるのかと思ったら、そんな話があったのだ。
確かにヤグルマギクはハーブ事典にも載っていて、花の浸出液には収れんや消炎の作用があり、古くから傷薬として使われていたという。
花は、エディブルフラワーとしてサラダに添えることもできる。青い花を夏のサラダに散らしたら美しいだろうと思う。
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とりあえずハーブに入れておきました。