『Lord of the Elements』(Bastiaan Baan著)から。
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2004年に破壊的な津波が起こるずっと前に、アニー・ゲルディングの本で自然霊たちについて次のように書かれているのを読んだとき、大きな衝撃を受けた。
『今後、多くの水関連の災害が発生するでしょう。
地震によって引き起こされる津波や、洪水もさらに多く起こるでしょう。』
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この、自然霊たちによる予言めいたものの中には、2011年の津波も入っていたのだろう。
だがこのような話は慎重に受け止めなければならない。
その点についても、Bastiaan Baanは語っている。
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自然霊たちのそのような声明にどうアプローチするかについては注意深くある必要がある。そこには二つの危険がある。
ひとつは、受け入れずにその可能性をあらかじめ排除してしまうこと、もうひとつは無批判にすべてを鵜呑みにしてしまうことだ。
適切な判断を下すにはその中間の位置をとる必要がある。
ルドルフ・シュタイナーは『自由の哲学』の中でこう説明している。
「意識的に、その考えから一歩引いて見ることができる。そうでなければ、その考えに隷従してしまう可能性がある」
20世紀には、人がそこから一歩引いて見ることなく、特定の考えに取り憑かれてしまうことがよくある。
この距離を持つことによって、考えや事象をそれ自体としてそこに留まらせる。そうすればのめり込んで自分を見失うことはなくなり、内的な自由を保つことができる。
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自然霊という、現代科学の対象からは外れ、まだ一般的な認知もされていない存在については、やはり微妙な領域のようだ。
自然霊たちが物理的時空によって制限されないのなら、超えた位置から大きな全体としての地球を見て、その状態を予測することも可能なのかもしれない。
年々大きくなる自然災害という警告を前にして、生きた地球に謙虚に耳を傾けることができるように、まずは人間が正気に戻ることが火急の課題と思う。
2019年09月30日
自然災害と元素霊・3
posted by Sachiko at 22:25
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