
リンゴは虫に食われたり鳥に突つかれたのもあるが、今年はたくさん実った。スペースがないので大きなものは植えられないけれど、小さな収穫も楽しい。こうして少しずつ秋が深まっていくのを感じる。
電気のメーターに付いていた小さな蜂の巣がなくなっていると思ったら、カラになって下に落ちていた。

少し前まで出入りしていた蜂たちはどこへ行ったのだろう。
とても小さな軸1本の先でくっついていた巣は、使われているあいだは雨でも強風でも落ちなかったのに、蜂がいなくなるとこんなふうに落ちる、これも不思議だ。
人間の家が、空家になったとたんに壊れ始めるのと同じようなことが、蜂の巣でも起きているのだろうか。
ほんとうに自然界は計り知れない。