メコノプシス、またはヒマラヤンブルーポピーとも呼ばれる。

これが咲いていたのは、フィンドホーンのパークのガーデンだった。
創設メンバーたちが住んでいたトレーラーハウスが今も残っていて、その近くの庭だったと思う。
おお、ブルーポピーだ、さすがスコットランド!と思ったが、みんなは興味を示さず先に行ってしまったので、急いで1枚だけ写真を撮ったのだ。
ヒマラヤに自生する花で、耐寒性はとても高いが暑さに弱く、日本の気候ではまず育たない。
実は二度ばかり栽培に挑戦したことがある。
つぼみが付いた頃には気温が上がり、日陰に置いたり、暑い日にはクーラーボックスに避難させたりしたのだが、つぼみが開くことなくお亡くなりになってしまった。
昔の札幌なら6月に何とか咲いたかも知れないが、今はもう気温が高すぎる。稚内とか釧路とか、めったに20度を超えないようなところなら大丈夫かもしれない。
今年の北ヨーロッパの夏はとんでもない熱波に見舞われたようだ。スコットランドの北のはずれにあるフィンドホーンはどうだったのだろう。
青いケシは今年も咲いていただろうか。
楚々とした澄んだ水色の花よ、どうかご無事で...と思うのだった。