2019年08月30日

ブラックな話

今日は新月。一か月に二度新月がある場合、二度目をブラックムーンというそうな。

二度目の満月をブルームーンというのは聞くが、ブラックムーンは初めて知った。昔から言われていたのか最近できた言葉なのかはわからない。
いずれにしても占星術などの世界で使われる言葉で、天文学用語ではないようだ。

昨日はブラックベリーの話だったし、ブラックつながりというわけではないけれど、最近のブラック校則は昔よりひどくなっているという話を聞いた。

かつて、がんじがらめな校則に順応した子供たちは、自分たちが大人になったときにはもっとひどい管理社会を作り出すだろう、という警告が新聞に載っていたことがあったのを、なぜか憶えている。

思えば私はブラック校則には遭遇したことがない。
高校の生徒手帳1ページの半分くらいに数行何か書いてあったような気がするが、「〜〜は自由とする」とか「〜〜についてはこれを認める」とかいうもので、禁止事項はひとつもなく、他校の友達に見せたら驚かれたが、今はどうなったことか。

こと細かな規則を決めて従わせ、そこから外れたら罰するようなことを「きちんとした良いこと」と信じている人もまだ多いのだろうか。

シュタイナーの、悪の二面性の話がある。
きちんとしているのは良いことだが、どうでもいいような細かいことにこだわる杓子定規になれば、悪のはたらきになる。

その逆の、いい加減さやだらしなさも悪といえるが、おおらかさ、鷹揚さになると、よいはたらきになる。
現代の悪についての話は、長くなるのでまた別の機会に譲ろう。

おおらかさ、鷹揚さ、機転とユーモア....
それで思い起こすのはやはりムーミンママだ。なんと絶妙なバランスの持ち主だろうとあらためて思う。

ブラックといえば、あの地震によるブラックアウトから、もうすぐ1年が経つ。真っ暗になった空一面の星は美しかった。
  
posted by Sachiko at 21:43 | Comment(2) | 未分類