2019年05月12日

リラ冷え

「リラ冷え」は、ライラックが咲く頃に一時的に寒さが戻ることを指す。
元はある小説家による造語だったようだが、しだいに一般に使われるようになり、今では俳句の季語にもなっている。
ここ三日ほど、東京なら冬ではないかと思うような気温で、少し暖房も入れていた。

青空に白い上弦の月(右上)

lilactree.jpg

ライラック祭りは15日からだ。
これも昔はもう少し遅い時期だったような気がするが、開花が年々早くなっているのに合わせて祭りの日程も早まっている。ライラック祭りの頃にはもう花が終わっているんじゃないか?と言われることも多々ある。
でもわが家のライラックは少し早咲きらしく、近所の木はまだ咲き始めのものが多かった。

咲き進むときれいな水色になる。

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ライラックの花は基本は4弁けれど、たまに5弁の花があり、いつからかこれをラッキーライラックと呼ぶようになった。
(画像中央)

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四つ葉のクローバーのようなものだ。ラッキーライラックのほうが見つかる頻度は高く、探せば1本の木の中に幾つかは必ず見つかる。カップルで見つけると幸せになると言われている。
  
posted by Sachiko at 22:10 | Comment(2) | 季節・行事
2019年05月11日

カノン

ウルスラ・ブルクハルト「Karlik−Encounters with Elemental Beings」から。

子供たちと同じように、ノームたちは物語を作り変えたりせずに正確に繰り返すことを望んでいる。彼らは繰り返しが大好きだ。

人間なら単調だと思うような、繰り返されるトーン−カウベルの音や、木の中で風がそよぐ音など−を彼らは好む。

日々や季節の、常に繰り返されるサイクルのリズム....
カルリクは、時計やカレンダーなど、計測できる外的な時間のことは気に留めない。彼にとって一日の始まりと終わりは、花が咲いてまたしぼむようなものだ。

カルリクといっしょにウルスラは、朝の光からその日為すべきことの手がかりを受けとり、一日の終わりには感謝に満ちて、花たちやいろいろなものにおやすみを言うために、アパートの周りを一廻りする...


単調にも思える、自然の中でくりかえす音は私も大好きだ。
風がつくる葉擦れの音、小川のせせらぎ、地面を打つ雨の音、小鳥のさえずり、蜂たちの羽音....

これらの音があるところでは、元素霊や妖精たちも喜んで聴き入っていることだろう。

繰り返しは生命のリズムそのものだ。
眠りと目覚め、吸う息と吐く息、心臓の鼓動....
昼と夜、夏と冬、潮の満ち引き....
心地よく流れる、自然と生命のカノン。
  
posted by Sachiko at 21:44 | Comment(2) | ウルスラ・ブルクハルト
2019年05月10日

5月の庭で

気温が乱高下している中、チューリップが満開になっている。

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球根植物の花期は短い。チューリップが終わる頃には、初夏の花がつぼみをつけてくる。

6月が庭の最盛期だが、去年はまるで梅雨のようだった。今年は本来の晴れ続きの6月になればいいけれど。

写真は撮れなかったが、イトトンボも見つけた。
春のイトトンボ....成虫で越冬するというオツネントンボ(越年トンボ)だ。
この冬は−13度にもなったのに、か細い小さな生きものが、どこでどう過ごしていたのか...

やはり、守っている何ものかがいる。
アスファルトを突き破って芽を出す草や、硬い土の中を動き回るミミズを助けている存在たち。
5月の花の周りで踊るエルフたちは喜びに満ちているだろう。5月が喜ばしいのはきっと、彼らの波動が伝わってくるからだ。

桜はほとんど散ってしまい、白樺の軟らかそうな若葉がみずみずしい季節になった。
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<白樺と金星>  https://fairyhillart.net

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posted by Sachiko at 21:28 | Comment(2) |
2019年05月09日

地球という種の物語

ウルスラ・ブルクハルト「Karlik−Encounters with Elemental Beings」から。

ウルスラがカルリクとともに体験することは、内的におとぎ話のイメージのようになり、物語やノームの人形を作ることを助けてくれる。

カルリクは、彼への贈りものとして特別に語られる物語が好きだ。そのひとつに、地球を花にたとえた小さな物語がある。
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私たちの地球は、たくさんの星の中に置かれたすばらしい種です。

無数の星が咲き誇り、そのいくつかは消えていって、また新たな星が咲きます。けれど私たちは地球の種がどうなるのかは言えません。そのことは秘密として内側に隠されているのです。

時々、そこからは何も生えてこないように思えることがありますが、種の中で現われようとしているものは、目に見えないままです。

地球の種の秘密は愛です。そこに何も存在しないかのように見えるときも、種の裏側には確かに何かが隠れているようです。

何度も何度も、小さな光が地球の種を貫いて輝き、私たちがしんぼう強くいられるように希望を与えてくれます。

何度も何度も、自然界と人々のあいだに善いものが現れると、小さな光が地球の上で明るく輝きます。
それは私たちが時々為すことができる、小さな愛の行ないです。

そしてある日、地球の種は「内なる太陽の祭り」で輝きだします。
私たちが星々のあいだにあるこのすばらしい種を大切に扱い、その秘密を注意深く解き明かすとき、私たちは地球上の小さな光の点になり、ますますたくさんの愛を、花がひらくようにように輝かせることでしょう。

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自然霊たちは、こうして人間の創造をも助けてくれるようだ。彼らの助けによって現れるものは、人間が自分の頭だけで作るものとは違って、必ず自然界や宇宙の真実が含まれている気がする。

現代は地球にとって困難な時代だ。でもたくさんの困難を経たあとで、いつか遠い未来に、地球は〈愛の星〉になると言われている。
その遠い約束を果たすために人間が戻ってくるのを、元素霊たちは待っているのだろう。
  
posted by Sachiko at 20:33 | Comment(2) | ウルスラ・ブルクハルト
2019年05月08日

桜前線終着駅

桜前線の終着駅は、たいてい稚内か根室のどちらかだが、昨日、稚内でエゾヤマザクラの開花宣言があった。

あとは根室と釧路がまだ残っている。開花予想によれば、今年の終着駅は珍しく釧路になりそうだ。そうして、長い桜の旅は終わる。

あのへんはもうソメイヨシノの北限を超えているので、桜はチシマザクラになる。

世界の桜(サクランボではなく観賞樹の桜)の北限はどのあたりなのだろう。日本からはあちこちの都市に桜の苗木が贈られたりしているので、今はヨーロッパにも桜並木がある。

それでも近年は開花が早くなった。以前は終着駅に着くのが6月初めになることもあったのだ。
8月の半ば過ぎには大雪山系で初雪の便りが届き、そんな年にはあまりに短い夏が悲しかった。

桜が終着駅に着いたニュースを聞くと、マラソンの最後のランナーがゴールした時を見るような気分になる。
  
posted by Sachiko at 21:52 | Comment(2) | 北海道