2019年04月24日

スプリング・エフェメラル

スプリング・エフェメラル−直訳すれば“春の儚いもの”、一般には「春の妖精」と呼ばれる、春先にほんのみじかいあいだ咲く小さな花たちのことを指す。
カタクリ、エンゴサク、キバナノアマナ、イチゲ、フクジュソウetc...

カタクリ満開、エゾエンゴサクは少し終わりかけている。
市内某所
katakuri.jpg

これは数年前の写真だけれど、咲き始めのエゾエンゴサク
富良野・風のガーデン
engosaku.jpg

エゾエンゴサクの澄んだ淡い水色はほんとうに美しく、大好きな花だ。

早春にいち早く咲くのは、他の植物が大きく葉を広げたり木々が繁ってしまうと、小さなものたちには太陽の光が当たりにくくなってしまうからだ。

そうして短いあいだに種をつけ、地下の根に養分をたくわえる。周りの植物が大きくなるころには、地上部はすっかり枯れて、姿を消してしまったように見える。

秋から冬には、次の春いちばんに起きだせるように、土の下で着々と準備をしている。長いあいだ地面の下ですごし、地上で花を目にすることができるのはほんのわずかな期間。ある種の昆虫のようだ。
このあたりも、妖精と言われる所以なのだろう。

かつては山野に群生していたこれらの花も、自然の状態で見ることのできる場所はとても少なくなり、今は公園などで守られて咲いている。
自然の中で一面に咲く姿は見事だっただろうに、小さく美しいものは儚く去ってしまうことが多くなった。
 
posted by Sachiko at 22:18 | Comment(2) | 自然