2019年04月04日

元素霊と出会う方法

ウルスラ・ブルクハルト「Karlik−Encounters with Elemental Beings」から。

元素霊たちとの出会いがどのようなものかを言葉で説明するのは、おそらくとても難しいのだと思う。
ウルスラ・ブルクハルトは、シュタイナーの行法に従って、三つのステップで説明している。

1.イマジネーション

それは魂の体験であり、その霊的存在に無私無欲に共感するほど、それは自分の主観ではなく、その存在そのものを反映するようになる。
個人的な願望や、本や何かのイメージを交えないようにしなくてはいけない。
シュタイナーも、「こういうものを見るはずだ」という期待や先入観を持つことは妨げになると言っていたと思う。

2.インスピレーション

元素霊との会話について。
彼らは声を持っていないし、時空にも制限されない。それはひらめきのように起こり、内側に残り続ける。

文章のかたちをとらずに内側に語りかけてくるものは、言葉に翻訳され、自分自身の考えのようになっていく。ノームたちは、それが自分の中の考えになるような方法で伝えてくるのだという。
古いメルヒェンや伝説の語り手は、このように伝えられたものを描写し表現したのだろう、とウルスラは語る。

3.直感

元素霊たちとの体験は、互いが互いの中に浸透しあうようなかたちを取るという。自分の物質性ではない部分が、それらと結びつくのだ。
その一体感は、オーケストラに例えられている。様々な楽器の音が調和してひとつになり、同時に個々の音としても残る。
霊的存在たちは心の中の像のように体験され、内的に語るのだ。

「元素霊たちと仲良くなりたい人は誰でも、愛をもって彼らに近づき、彼らの喜びや悲しみに参加し、鉱物や植物、動物、そして人間同士と同じように共に暮らさなければなりません。……元素霊たちは人々との出会いを強く願っているので、私は私の描写によって、彼らの世界への道を示すことを試みようと思います。」


この次元の時空に制限されないところから語りかけてくる声をとらえるのは難しいと感じる。けれど注意深く観察すると、それに似たような体験はありそうだ。

例えば「着想」というものはどこから来るのだろう。
それはやはり、かたちにならないものが一瞬入り込んできて、そののちに言葉や文章という、なじみのかたちに整えていく。
それを送ってきたのは誰か....先入観を外せば、案外見えない存在たちはいつも近くにいて、人間に手を伸ばしているのかもしれない。
 
posted by Sachiko at 22:22 | Comment(2) | ウルスラ・ブルクハルト