宇宙に、ついに人間界が現れる。

先の3つの世界が、人間が生まれるための準備を整えてくれたのだ。
「クリスマスの秘密」(ハンス=ヴェルナー・シュレーダー著)から、地球の決意の話をひとつ。
「…クリスマスのこの時期、どんなことがあっても人類と歩もうという、地球のかつての決意がふたたび浮かび上がってくるのです...」
地球という偉大な存在は、かつて遥かな過去に、人類が自由になるために、過ち、間違い、愚かさといったすべてを体験することができる場を与えることを引きうけた。
人類が馬鹿なことをし、環境を破壊することも知っていてなお、その運命を最後まで担っていく決意をした.....という話。
地球は、地球の魂の中にこの決意を思い出す。
そしてクリスマスの時期には天界への窓が開き、天使たちの9つの位階を貫いて、地球から光が昇っていく。
クリスマスツリーは、天と地をつなぐこの光の象徴でもあるという。
現代にアドベントを祝う意味は、動物、植物、鉱物という地球上の存在たち、地球、宇宙との、新たなかかわり方を見出すことなのではないかと思う。
