
ヘクセンハウス=魔女の家、あの「ヘンゼルとグレーテル」に出てくるお菓子の家だ。
童話のお菓子の家が元になったとか、逆に、お菓子の家のほうが先にあって、童話のもとになったとか、諸説あってはっきりしたことはわからない。
「ヘンゼルとグレーテル」は冬の話ではないので、なぜこれがクリスマスの定番なのか...
冬至にジンジャーなどスパイスを食べる習慣があったとかで、やっぱり童話よりお菓子のほうが先だったのかもしれない。
私はジンジャーがすこし苦手なので、たっぷりのシナモン、オールスパイス、カルダモンを少しと、今年はココアベースにしてみた。
私が最初にこの習慣を知ったのはずいぶん昔、クリスマスについて書かれた本の中で紹介されていた。
そこではフィンランドの家庭で作られたものが幾つか載っていて、フィンランドではこのお菓子の家のことを“ピパルカックタロ”というそうだ。
幼い頃、童話みたいなお菓子の家があったらな♪と想像した、楽しいお菓子の家。最近では手作り用のキットも売られている。
クリスマス市場のお菓子屋さんにも、たくさんのヘクセンハウスが並んでいた。