
漢字で書くと「鬼灯」、なんと魅惑的な名前♪
その名のように、夕刻に見るほおずきは、ほんのりと輝く灯りのようだ。別名は「輝血(かがち)」で、これまたあやしい名前だ。
普通の観賞用ほおずきの実には毒性があるらしい。黄色い実の食用ほおずきを一度植えてみたことがある。英語ではCape Gooseberryというかわいい名前で、味は...甘味があるけれどなんともいえない不思議な味だ。
昔ドイツのレストランで肉料理の付け合わせに、食べたことのない不思議な味の黄色い実がついていたことがある。何だろう?と思ったけれど、その時は似た味のものを思い出せなかった。今思えばあれが食用ほおずきだったかもしれない。
ほおずきが色鮮やかになる頃は、日暮れが早くなる。
夕暮れ時に、ほおずきの灯りを持った小鬼が野を行く姿を想像してみた。これは絵になりそう。