体長1センチほどの小さな蜂にもかかわらず、この精緻さ!

この蜂よりももっと小さなものでさえ、自然の造形は、どこまでも精巧で美しい。
昆虫はサラマンダー(火の精霊)と類縁関係にあり、飛び回る蜂は、サラマンダーの輝くオーラの中にいるのだという。
(R・シュタイナー「天使たち 妖精たち」より)
蜂は、特に大きなマルハナバチなど、体の大きさ重さに対して、羽がとても小さい。物理的な計算上からいうと、飛べるはずがない、という話を聞いたことがある。
それでも飛んでいるのは、輝くオーラに包まれて空気中を運ばれているからだろうか。
昆虫は、動物よりむしろ植物に近い存在だといわれる。確かに、そのように見える。
ごく薄い透き通った翅は、花びらと同じように、光の作用の中にあって、どちらも聖なるものの小さな化身のようだ。